世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

集団の残酷

2022-04-08 | 国々の正義・・・

 

📌

状況優位、立場優位になった者たちは、露骨に非情になっていく。

戦場を二等兵として生きた人から、聞いたことがある。

 

戦闘有利に転じると、兵たちは催眠にかけられたように、状況

戦闘の恐怖の反動のように、無慈悲な殺戮に及ぶのだと、その人は言った。

敗北した地域の人々には、無残な悲劇だけが待っている。

 

優位な側に立てば、状況に冷静な対応がなされて当然と思うのは、

戦場外の人間の思考なのであろう。逆である。

 

それは今も様々な戦場の報道をみてもわかる。

殺戮、残酷、非行、強姦の展示場になってしまっている。

人は、状況転じれば恐ろしく無慈悲になってしまう。

 

ウクライナ侵攻の場面だけでなく、

アフリカでもアジアでも南米でも、そうした状況は世界中にある。

 

どうすれば国際機関が機能するのか、暗澹たる予感ばかりだ。

 

戦場、戦争に限らない。

優位な者たちの横暴は、社会の隅々に暗然とある。

 

 


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