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国際政治の争いは、何千年経ってもその収束の知恵が進化していない。
つまるところ、金と火力を背景にして、狡猾で脅迫的で、露骨な圧力をかけてくる。
起こるはずもない戦争が現実になっていく。
多くは、一方が戦争状態になるように仕向けている。
言い分などなんでも有りで、相手のせいにして強弁する、見え見えの常套手段である。
こういう時の外交戦は、非難合戦であって、事態の収拾にはほぼ無力である。
興奮にした戦争当事者は、すでに難聴になっている。
聞きたい情報しか聞こえない耳になっている。
この世紀も、これまでの世紀と同じにやはり、
国際や宗教や民族の間で紛争が絶えないのだろうか。
狂気の先には、核の恐怖と絶望が待ち構えている。
破壊の知恵だけが進化している、
それが人間社会の辿りゆくところではないと信じたい。
サプライチェーンの相互依存、情報技術の共有など、
世界が新しい環境と課題に挑んでいる21世紀にあって、
隣国に軍事力で、露骨な脅しを仕掛けたロシアは、
世界の潮流に対し、後ろ向きな姿をはっきり見せた。
世界がいつか来た道を再び、野望と恐怖心を自ら増幅させて、
自国領土に一歩も踏み込んでいないウクライナに、大規模な攻撃をかけている。
暴力剥き出しの破壊で、自己陶酔の正義を振りかざしている。
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