'89カンヌ映画祭審査員グランプリ受賞
'90アカデミー賞最優秀外国語映画賞受賞
戦後間もないシチリアの小さな村。村で一軒だけの映画館「パラダイス座」に村人たちは娯楽を求めて連日集まっていた。
少年トトも映画好きで母のいいつけを破りながら映写室に潜り込んでいた…。
物語はトトと映写技師アルフレードの交流を中心にして
青年になったトトの初恋、就職のため村を出るトトの苦悩などのエピソードを経て実業家として成功したトトの故郷への思いまで、トトの成長を描いています。
”ノスタルジック”この一言がピッタリの作品です。
エピソードの一つや二つは観る人誰にも思い当たることがあるのではないかと思います。
監督(ジュゼッペ・トルナトーレ)の演出の秀逸さはもちろん、音楽(エンリオ・モリコーネ)が物語を感動的に盛り上げています。
'89年に初公開された後、'91年に完全版として50分ほど長いバージョンも公開されました。
僕はどちらも好きですが、先に公開された短いバージョン方が好きです。
現在のDVDの発売状況はよくわかりませんが、機会があれば見比べてみるのもいいかもしれません。