「サンタクロースはいない」
大人の階段を昇りはじめた少年は、サンタクロースがいるかいないか迷っていた。
そんな心の揺れ動くクリスマス・イブの夜。
ベッドに入って目を閉じるが眠れない。
時計が午後11時55分を指した時、表で轟音とともに光が走る。
窓に駆け寄ると、表には蒸気機関車が。
あわてて外に出ると、車掌がこの列車は北極点行きのポーラー・エクスプレスだと告げる。
(→あわてて外に出たことが後々のストーリーに関わってきます。いわゆる伏線。)
そして少年に切符を渡す。
少年は戸惑ったが、動き出した列車に思わず飛び乗ってしまう。
車内には、すでに多くの子供たちが乗っていた。
本当にサンタクロースはいるのか?
それを信じられない少年を乗せて、北極点に向かうポーラー・エクスプレスの旅が始まった…。
「フォレスト・ガンプ/一期一会」「キャスト・アウェイ」でタッグを組んだ俳優トム・ハンクスと監督ロバート・ゼメキスが三たびタッグを組んだCGアニメ作品です。
子供の頃には、いると信じていたサンタクロース。
信じたいけどいるはずがない。
成長と共に気持ちが揺れ動く少年の物語です。
劇中で二回出てくる言葉「百聞は一見に如かず」がキーワードです。
インターネットやメディアなど情報が溢れる現代。
「見たことはないけど知っている」
そんな頭でっかちになりがちな現代だからこそ、自分自身で体験してみようよ。
この映画は、そんなことを訴えかけているように感じました。
「バック・トゥ・ザ・フィーチャー」シリーズや「ロジャー・ラビット」を手掛けたロバート・ゼメキス監督らしく、ハラハラドキドキ思わぬ展開に引き込まれてしまいます。
特にラスト30分のクライマックスは圧巻の一言です。
クリスマスを迎えるこの時期に子供から大人まで楽しめる作品に仕上がっています。
2004年製作/ワーナー・ブラザース/100分
(*゜▽゜*)あの…
↑今回は出番なしじゃ~
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