5月に96歳でお亡くなりになった親戚のおじいちゃんの「新盆見舞い」に長野県佐久市に行きました!
東京のお盆の風習とはかなり違って、葬儀と変らないくらいの人も集まり、親戚同士も集まって飲んだり食べたりと一席を設けてくれます!
そんな、新盆見舞いの私の隣に座っていたのが、写真の男性88歳の波雄さんです!
お互いにお酒が入るにしたがって、初対面だと言うのに仲良しになり、いろいろな若い頃の貴重なお話を聞かせて頂きました!
もちろん、波雄さんは戦争で悲惨な目にあっていました!
広島から8隻の船で台湾に向かっていた時・・・1隻には1500人の兵士がぎゅうぎゅう詰めに乗っていたそうです!
もう少しで台湾と言う時に、相手側の潜水艦に撃沈され、7隻の船が目の前で真っ二つに割れて沈んで逝ったのを目の辺りで見たそうです!
たまたま、波雄さんが乗っていた船は一番丈夫な船だったので助かったのですが、海に流されていった兵士は手を振るだけで「助けて!」とは誰も言っていなかったそうです!
88歳と言うお年にも関わらず、それはしっかりとした話方で、貴重な体験の生の声を聞かせて頂きました!
・・・この写真の可愛いらしい笑い顔の時の会話です・・・
「それで、波雄さんは最終的にはどこの部署に希望して行ったのですか?」と私・・・
「ケンペイだよ!」と波雄さん・・・
「えー!!あのよく映画で見る悪徳代官のような、打ったり殴ったりの意地悪ケンペイ?」と私・・・
「そうだよ・・・」とにっこりした波雄さんでありました・・・
でもでも最後には「原発で地獄を見た日本が、原発によってまた地獄を見ている・・・俺らはお国のために命掛けで戦争に行ったんだ!生きている今・・・生の声を聞いてほしい!」と言っていました・・・