帰宅すると郵便のノッポ宛不在連絡票がありました。
差出人は省エネルギーセンターなので8月の試験の合否連絡かと想像しつつ、不合格なら毎度の如く合否結果を載せた封筒が投函されるだけなので、もしやと色めき立ち新金沢郵便局へ急行!
受取り、中を見るとあるでないですか、合格証が。
2020年から受験を始めて昨年(4回目)に4科目中3科目が合格、残り1科目のみ今年受験して今回の運びとなりました。
受験にあたり教科書をそろえ、過去問題もHPからDLして印刷もして準備万端ながら、ほとんど目すら通さないままでした。
この5年間、その立派な教科書を開くのは試験当日の現地での休憩時間のみ、大学から現在に至るまでの適当な実績と勘を頼みにしながらのノー勉でしたが、何とかくぐり抜けました。
前職で2003年頃だったか、某大手薬品会社で活性炭関係事業に従事されていた技術者の方が定年退職を機に出身の福井へ帰郷されることになり、隣県ということもあり技術アドバイザーとして来られていました。
その先生との面会調整の担当にノッポが任ぜられ、専門だった活性炭や炉設計のみならず化学工学全般にわたり、時には厳しく時にはやさしくご指導をいただきました。
そして、現在のノッポが有している(つもりだけの)化学工学の知識の大半はその先生からの指導内容といっても過言ではないかと思っています。
先生が来られるようになったのは65才前後だったかと思いますが、最初の5年はいろいろと珠玉の知識や経験を披露してもらいました。
2010年前後、先生が70才前後になってからは、基本現役引退をされている形なので最新技術のアップデートがほとんど無かったこと、私自身が工場・現場の勤務になったりしたこともあり、指導を受ける機会、時間がほとんど無くなっていました。
2010年代になるとほとんど会っておらず、その後は体調が芳しくないとの情報も入っていました。
そして、2017年1月に会社を通して亡くなられたとの報に接しました。
そんな先生から受けた知識を前職、現職で存分に使わせてもらっているつもりだったのですが、今回は違う形でその指導の成果を具現化できたかと思っています。
不惑を過ぎて挑戦を続けている、年間行事の一つとなった技術士、人生半世紀・自称エンジニア人生四半世紀の総括・棚卸の一環で始めたエネルギー管理士、そして今年からは公害防止管理者も加わりました。
今後は危険物取扱者、電気主任技術者、計量士についても検討しています。
人生もあと10年?20年?30年?
そのうち現役期間は?
生涯現役・生涯勉強だと思い挑戦は継続ですかね。
改めて先生には感謝!
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