北アルプス回想。。。

大学を卒業して、就職せずにバイクで日本一周の旅に出た。

福岡を出発して日本海側を北上した。
福井あたりから内陸に入り、乗鞍、上高地を超えて松本へ。

左手に雪をかぶった美しい山並みが見えた。
それが北アルプスとの最初の出会いだった。

予定のルートを変更して、取りつかれたように北アルプスの方に向かった。
どこか展望のいい場所はないかと探してたどり着いたのが、今回歩いた大町の鷹狩山だ。

当時の鷹狩山への道は岩がゴロゴロして誰も来ないような場所だった。
山頂にテントを張り夕陽を眺めた。
朝は北アルプスの大パノラマが広がっていた。

それから何度この地を訪れただろうか。
いつの間にか登山をするようになった。

30代の後半に岡谷に3年ほど暮らした。
テント泊しながら、幾度となく北アルプスを歩いた。

北アルプスは特別な場所だった。

しかし、体調を悪くして山からは遠ざかった。
もう、山に登ることはないだろうと思っていた。

十数年後の今年、ダイエットして体重を落とすと体調がよくなった。
もしかしたら、また山に登れるかもしれないと思い、
とりあえず、今回歩いてみることにした。

歩けた！
まだ、当時の体重よりも7キロほど重たいので本調子ではないが、
テント泊しながらの縦走も夢ではなくなった。

岩を歩く感覚が懐かしかった。

もう少し体力つけて、再び北アルプスを目指すことにしましょ。。。。♬