指導員としてある団体の新人研修に関わる機会を得た
この4月から新たな職場に入り働き始めた彼ら
学生のような気軽さを身にまといつつ、活発な発言を避ける
まるでお互いの出方を窺っているような空気
意見を述べるが、意見というボールがメンバーの側をすり抜けていく感じ
壁打ちにさえなっていない
身体能力や処理能力に問題があるわけでもない
もっと言葉を、考えたこと思ったこと感じたことを相手に伝えて欲しい
ほんの些細なことかもしれない
些細な壁を乗り越えたとき
単に投げられ、間をすり抜けていたボールが意味を持ち
メンバーが思わず受け止める
言葉というボールが受け止められたとき
言葉のなかに隠れていた個人の思いや感情が現れる
たった1日の研修
研修担当者(企業)の様々な思いが詰まる新人研修
伝えたいことや体験して欲しいことは山積みある
仲間意識の醸成だけが目的ではない
課題解決能力向上だけでもない
コミュニケーションスキルの修得か
個々の資質の向上
曖昧だがそういうことにしておこう
課題にチャレンジし、結果に至ったプロセスに注目する
グループのプロセスと個人のプロセス
その関わりの結果としてのグループの成果
その成果をどのように捉えるか
グループとして、個人として
個人としてグループとどのように関われたか
またグループとして…
ふと気づかされ、心を揺さぶる体験
そんな体験を提供したい
しかし、環境教育を目的とした研修は必要でないのだろうか?
今回の研修目的を変更すれば済んでしまうのだが