のたりといきたい。2

暴飲暴食時々ダイエット、家族のこと、汚部屋の掃除&なんちゃってDIY・・・などなど思いのまま書き綴った、日々のメモ。

救急搬送からの入院生活。

2021-09-07 23:53:10 | 体(健康・通院・ダイエット・さんぽ・ランほか)

■8月24日 救急搬送

朝を待ち今回酸素を提供して下さった医師にH氏が状況を説明。

直ぐに酸素量を上げ、救急車を呼ぶよう伝えられる。

私はもう話すことがキツかったのでH氏にラインで手配を依頼しました。

医師の指示があったおかげか?直ぐに救急車へ運んでもらえるも、

受け入れ先がなかなか決まらず。

20件位断られていたようでしたが、何とか入院先が決定して無事移動できる事が出来ました。

救急隊員さん、ありがとうございました。

 


感染当初からあれこれ気を配り手配してくれたH氏には心から感謝。

彼のサポートが無ければ、私は今ごろ生きていなかったかもしれない。

ラーのところへも、直ぐに駆けつけてくれたので寂しい思いをさせずに済んだようで本当に良かった。

 

病室へ通され点滴をし、

様々な薬を飲みようやく治療を受けることができました。

全身痛・酷い頭痛もなくなり、何より精神的にもとても楽になりました。

こうして12日間の入院生活が始まりました。

 

 

■8月25日 入院2日目 高流量酸素療法開始

入院当日、CTとレントゲン撮影をしたのですが、

背中側の肺が、真っ白になっていて、潰れている事が確認されたそうで、

25日、個室に移ることになりました。

余程酷い顔をしていたのか?

「たまたまこのタイミングでの入院だったから、大きな酸素の機械が使えました!

ラッキーだと思いましょう!大丈夫!治りますから!!」

と、看護師さん複数人から励ましの言葉を掛けて頂きました。

常に感染リスクに晒され24時間体制のハードなお仕事にもかかわらず、

いつも笑顔で丁寧に接してくださり感謝の気持ちでいっぱいになりました。

加温・加湿した一定濃度の酸素を高流量で投与する

高流量酸素療法という治療が始まりました。

 

 

■8月26日 入院3日目

酸素吸引継続中。

今日は少し量が減って、酸素は30リットルになりました。

動かず、安静にしていたら、スマホでメモを取る余裕が生まれるも、

少しでも姿勢を変えると咳が止まらず呼吸困難に陥る。

トイレ利用時は酸素濃度86まで数値が低下。

 

この日の血液検査で、炎症を示す数値が下がり安堵。

同じく中等度の陽性患者さんが自宅療養で苦しまれているというニュースを見聞きし心が痛くなる。

家で不安の中苦しんでいる方と1日も早く交代するためにも早く治したいと強く思う。

 

 

■8月27日 入院4日目 メンタル崩壊

死なずに済んだ・・・
と言う安堵から数日。

勝手なもので、ここに来るまでの色々な感情が溢れて来はじめていて、

感謝・戸惑い・怒り・被害者意識・人間不信・前向きな気持ち


心がざわついています。

H氏にもあたってしまい自己嫌悪。

ジェットコースターみたいに気持ちが上がったりさがったり。

抑えの効かない普通でないこの感じ

ちょっとイカれているのかも。

この日、自宅から着替えや眼鏡などお願いしていた荷物が届く。

H氏、ラーありがとう。ごめんね。

 

 

■8月28日 入院5日目 

自分が何が辛くて、それをどう捉えて行ったら良いのか

心の整理をするために手書きでメモを始める。

 

朝から何をしたのか?

体調の変化はあったか?決まったルーチンの中にも変化を感じることが出来ました。

身体も少しずつ軽くなりはじめ同時に、思考もクリアになってきた気がします。

少しずつ自分を取り戻していきたい。

 

 

■8月29日 入院6日目 回復へ

①洗髪

10日ぶり位の洗髪。

バサバサになった髪の毛を洗っていただき、10日ぶりにブラシを通しました。

とてもサッパリ!

鏡を見たのも久しぶりでした。

 


②嗅覚復活
食事のとき

洗髪のとき

香りを感じることが出来ました。

戻らなかったらどうしようか気がかりだったので嬉しかったです。


③トイレの回数復活

腎臓も弱っていたのか?

殆ど尿意がなかったのですが、今日は普段以上にトイレを利用したかも。

浮腫もあったのかもしれません。

 

④TV鑑賞

TVカード。

ここに来て初めて利用しました。

良い気分転換になりました。

 

⑤流動食から全粥・刻み食へ

沢山の嬉しい変化を感じた1日でした。

 

 

■8月30日 入院7日目 高流量酸素療法終了

①通常の酸素療法に移行。

大型の酸素吸入終了。

4リットルからスタートし、就寝時間のは1リットルまで減らせました。

 

②普通食になる。

全粥・刻み食から、完全普通食に戻りました。

味と香りがわかる事の幸せを実感。

 

③部屋内移動は自由行動。

清拭・着替え・歯磨きベッドから降りて自分でしても良いとの事。

何から何まで介助していただき心苦しかったので、とてもうれしかったです。


④うつぶせ寝から横向き&仰向きOK。

色々な姿勢を取る中で酸素濃度を維持できるか?検証する事になりました。

 


⑤退院の目安。

医師と看護師から説明を受ける。

9月2日(木)を目処に点滴&皮下注射の治療が一段落するので、様子をみて数値が安定していれば週末、

様子見延長なら週明けには退院出来るかも、との事。

もう直ぐなような?まだ少し先のような?

目標が出来たことで気持ちが明るくなる。

 

 

■8月31日 入院8日目

鼻チューブが取れる。

前夜一晩中モニタリングしていただき、酸素濃度を確保できていた…との事。

順調過ぎる。

これでコード類は心電図とパルスオキシメーターのみ!

身体がどんどん軽くなる…!!!

が…ここで落とし穴がひとつ。

とても疲れやすい…。

前日迄は回復への高揚感で気づかなかったけど、

体中の筋力が落ちていることを実感。

食事のトレーをお預かりするだけでフラつきそうになったり、

バランスを崩して歯磨き用コップを落としてしまったり、

部屋の中を歩行して、ストレッチをしただけでグッタリ。

 

 

■9月1日 入院9日目 部屋移動

回復が順調なので、部屋移動をしました。

運び込まれたときは自分がどこに居るかなんて

気にする余裕なんてありませんでしたが、

ナースステーションの真ん前の部屋であることをこの時初めて知りました。

夕方には、シャワーが解禁に。

身体が起こせるようになってからは、清拭と着替えはしていたのですが、やはり全然ベツモノです✧︎*

また、看護師さんからラジオ体操をすすめられ早速食後(朝昼夕)してみました。


初っ端からふくらはぎが攣りそうになり衝撃を受ける。

ストレッチが必要な状況だと気づき

足・腰・背中・肩甲骨・股関節あたりをじっくり時間をかけてほぐしました。

素晴らしくバキバキでした。

 

 

 

■9月2日 入院10日目 退院日決定

ステロイド投与が終わり

腕から点滴針が無くなりました。

入院初日からずーっとつけていた

心電図コードと酸素濃度計のコードも無くなりました。

やっと身体から全て離れ解放感に歓喜。




そして、主治医より9月4日の退院の許可がおりました。

長かったのか?

短かったのか?

全く分からない不思議な感覚です。

 

 

 

■9月3日 入院11日目

皮下注射がまだ残っていたものの
それ以外は特に何もする事がなく


ストレッチ
ラジオ体操
テレビ
部屋徘徊
スマホ
をひたすら繰り返していました。

 

気になる今回の治療費は、公費で賄われるそうで、

入院セット・タオル&着替えレンタル代(約3300円)のみとの事。

ありがたい。

 

 

■9月4日 退院日

前回の荷物差し入れ時、着替えの服を入れて貰うのを忘れてしまったので、

搬送時の速乾Tシャツと速乾ハーフパンツと素足にクロックスで帰宅する事になりました。

季節は夏から秋へと移り変わり、

気温が10℃低くなっていて驚きました。

 

 

 

 

 

のちに主治医から聞いたところ

中等度Ⅱだったそうで重症化ギリギリ一歩手前と言われました。

今回私が受けたのは高流量酸素療と薬物治療(抗ウイルス薬、ステロイド投与等)でした。

治療薬の副作用として血糖値の上昇・血栓が出来やすいというものがあるそうで

1日複数回の血糖値チェックと

血栓を作りにくくするという注射を1日2回打ちました。

これまで見たこともない血糖値を見ることもありビックリしましたが

薬の影響による一時的なものだと伺いました。

 

 

 

 

この度、医療現場の皆様の献身的なサポートのおかげで私は助かりました。

いくら感謝しても感謝しきれません。

私が入院した時期、自宅療養中の重症化、病床の不足、救急隊員の負担・・・などなど

繰り返し医療逼迫のニュースが流れていました。

この国は本当に先進国なのか…と疑ってしまうほど、コロナの悲しいニュースを見ては心が痛みました。

私は本当に本当にラッキーなタイミングで搬送先が決まりましたが、

今この瞬間にも何も有効な治療を受ける事ができないまま

不安な時間を過ごされておられる方もいらっしゃると思います。

 

「新型コロナウィルスはただの風邪」

「基礎疾患がなければ軽症で済む」

 

そんなことはありません。

コロナは全身を蝕む感染症です。

第5波で猛威を振るうデルタ型は

40代・50代だけでなく、20代の若者にも死者が出ました。

私が入院していた病院には10代前半の子どもも居ました。

 

 

これ以上医療を逼迫させないためにも

大切な人を守るためにも

今一度、基本に立ち返り

不要不急の外出を控え

不織布マスク・うがい・手洗い・アルコール消毒の徹底をしていきたいと思います。

ワクチン接種の是非、いろいろな考えがあると思いますが

私は接種したいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拙い文章に長々とお付き合いいただきありがとうございます。

読んでくださった方にひとつでも何か感じていただけるものがあると嬉しいです。

1日も早くコロナが終息することを心から願っています。

 

 


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14 コメント

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ほんとに、、、、 (ちはる)
2021-09-08 01:28:24
ほんとに、ほんとに、大変でしたね
ニュースでは、こういう話を
毎日目にしていましたが
身近なみぃさんがと思うと
記事を読んでいて、怖くなったし
どんなにお辛かったかと。。。
ラーちゃんのお誕生日でもあったのにと
泣きそうにもなりました
あたしも、マスク、手洗い、消毒はしていますが
職場が一番、リスクが高い気がしていて
ずっとどこにも出かけたくない気持ちで
過ごしています
あたしは、9月の後半にワクチンの予約をしています
うちの人は10月です

回復されて、本当に良かったです
そして、今回は、H氏が頼もしかった!
頼りになる、素敵な旦那様じゃないですか!
あたしがほめていたと
お伝えくださいねw
返信する
Unknown (haruharuno)
2021-09-08 01:52:33
ムリせずいろんな所から助けを借りてね。体力回復には時間がかかるかも知れないと思うけど、応援してるからね。
返信する
大変でしたね (ねおみんこ)
2021-09-08 03:42:08
こんなに大変なことになって入院までしていたなんて、、、びっくりしました。
本当に回復してよかったです。
みぃさんの体力でここまで、、、って改めてコロナの怖さを感じさせられました。
詳しく発信してくださり感謝です。
地方に住んでいるとついつい侮りがちですが、肝に銘じなきゃなと思いました(強く)

しかしそんなに酷くても中等症という扱いなのね。
じゃあ重症者って、、、って怖くなります。
入院4日目のメンタル崩壊の日記がとてもリアルでした。

今の体調はどんな感じなのですか?
また日記で教えて下さい。
本当に回復して良かったです。皆様に感謝ですね。
返信する
ちはるさん (みぃ)
2021-09-08 08:02:10
(゚д゚)(。_。)
退院して4日経過しましたが
本当にこれが自分の身に起こった事なのか?
未だに信じられないような不思議な気持ちです。


おっしゃる通り、
やはりニュースで見聞きしているだけの情報は
どこか自分とは違う世界のように感じますよね。
私もそうでした。

今回はラーの誕生日もH氏の誕生日もコロナで台無しになってしまいましたが
ピンチはチャンス。
改めて、家族の大切さと頼もしさを実感できました。

まだまだ本調子ではありませんが
回復して本当に良かったです。
肺のダメージは日薬ということなので
数か月かかるそうです。
少しずつ日常へと戻っていけるといいです。


ちはるさんもお仕事で日々多くの人と接触するので
不安な気持ちわかります。
飲み薬の開発やワクチンの開発が進めば
もう少し安心して暮らせるかもしれません。
それまでもう少し、それぞれの場所でお互い頑張りましょうね♪


コメント、ありがとうございました(*´▽`*)
返信する
はるのさん (みぃ)
2021-09-08 08:05:17
ありがとうございます!
まだまだ疲れやすかったり
背中が重ダルかったり
咳が出たり
いろいろ症状はありますが
自分の意志で体を動かせることに感謝です!

家事がいいリハビリになっています笑
はるのさんも基礎疾患をお持ちなので
心配ですね。
どうぞご自愛くださいね。
返信する
ねおみんこさん (みぃ)
2021-09-08 08:22:03
そうなのですよ。
こんな事になっていました(;'∀')
自分でもびっくりです。

正直、私かなり体力に自信があったのですが
そんなの全然関係なかったです((((;゚Д゚))))
でも、回復期のV字はかなり角度が高めだったようで
そこは基礎体力に助けられたのかな?
と思います。


危機感を感じてくださりありがとうございます!
もう1年半もこんな生活なので
みんなそろそろ限界だとは思うのです。
でも、やはりそれではこの感染症は乗り切れないと思います。
個々の意識で防げることもあるかと思います。


(゚д゚)(。_。)
ですです。
中等症にはⅠとⅡがあるそうで
私はⅡでした。
欧米ではⅡは重症と診断することもあるそうです。
入院した病院にはエクモはなかったので
あと少し搬送が遅ければここでは治療が出来ず転院するしかない状況だったそうです・・・
想像すると恐ろしいです。

今は普段通り生活しています(^▽^)/
疲れやすかったり
手が震えたり←え?(非アル中)
時々酸素濃度が下がったりはしますが
少しずつ体力を取り戻していきたいです。

ねおみんこさんもお仕事柄人との接触を避けて通れないと思います。
どうぞ引き続きご自愛くださいね。
返信する
みぃちゃん (まま)
2021-09-08 08:32:10
みぃちゃん
とにもかくにも
退院までこぎつけて

なんとも心から
良かったという気持ちでいっぱいです。

本当に良かった。
体力が戻るまでは
無理はしないでねっ

良かったです!
返信する
ままさん (みぃ)
2021-09-08 08:36:03
おはようございます!
命あってこそ(^▽^)/
回復万歳!
健康万歳!
です♡


筋肉がめちゃくちゃ落ちているので
また少しずつ頑張ります。



コメントありがとうございました♪
返信する
Unknown (かっぺた)
2021-09-08 20:06:36
みぃさん、本当に本当に恐ろしい思いをされたんですね・・・

Hパパの迅速な手配は素晴らしいです。
そして病床があり、入院できたこと、本当によかったです。

今の医療逼迫ニュースを見ていると、自宅療養で不安な思いをされている方が沢山いるんですよね・・・他人事ではないですよね・・・

そして、みぃさんの感染経路が不明ということでしたが、分からないだけに感染力の強さが伺えて恐ろしくなりました。

わたしは最近アナフィラキシーになってしまい、先生にはワクチンは打たない方がいいと言われました・・・喘息もあるので、もしコロナにかかったらと思うと・・・

改めて自分で出来ることは徹底していかなければですね。

みぃさん、まだ本調子ではないですよね。
また以前のようにお酒も楽しめるようになれるといいですね。
返信する
かっぺたさん (みぃ)
2021-09-09 07:03:30
おはようございます(^▽^)/
H氏には本当に感謝です。
ラーにも怖くて寂しい思いをさせてしまいました。

私の感染経路は未だはっきりしていません。
もしかしたら、PCRで引っかからなかっただけで、ラーが陽性だったのかもしれませんし、
買い物した15分の間に感染したのかもしれませんし・・・。
既に感染経路を追える状況ではないレベルで市中感染は拡がっているという事は間違いないです。

アナフィラキシー・・・。
かっぺたさんも大変だったのですね。私も咳喘息があるので、しばらくこの咳は残りそうです。
ワクチンが打てないとなると、なおのこと自己防衛を強化していきたいですね。お仕事も極力リモートでしたいですよね。

今は体力が落ちてしまい疲れやすくなっているのですが、日常生活は普通に送れています。
そしてお酒はすでに解禁しています(ΦωΦ)フフフ…


また落ち着いたらいつもの「飲んだ!」「食った!」事も晒していきます♪


かっぺたさんも引き続き、どうぞご自愛くださいね(^▽^)/
返信する

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