ノーやん日記パート2

土おこし

 なが~く咲き続けたパンジー・ビオラを終わらせ、みじかく咲き散ったチューリップなどの球根類を掘り上げた。チューリップの球根はつぎつぎと後継ぎを生んだ。そのわきで、黄色い花をまだ残しているオキザリス=カタバミが種いっぱいに鞘を膨らませ、ムラサキカタバミも球根を太らせているが雑草扱いした。チューリップは昨年の倍近くになりタマネギ袋に入れ倉庫に保管した。ビオラは冬から初夏のいままで咲きつづけている。アグロステンマもまだ元気だ。心を鬼にして撤去し掘り起こすと、ケヤキ下の花壇はすごい根屑だ。よくこんな土壌で咲き続けたなあと、驚く。土塊を手で崩し根屑を捨てる。根屑の山ができ、顔中に汗が噴き出る。ショベルで30センチほど掘ると赤土や砂地が顔を出す。4年目の花壇だがことしも土壌改良剤を投入する。しばらく土のお休みだ。
 3月から5月にかけさまざまな花が色鮮やかにマンション住民を楽しまる協奏曲を演じてくれた。土おこしをしていると、そういう謝辞が返ってくる。「いつもお花をたのしませていただいてありがとうございます」。それは、花たちに向けられるべき讃辞だ。桃色タンポポの種を分けてあげた。「これをお使いください」と土壌改良剤を提供された。だれから頂いた種だったのか失念したが、スイセンノウがいま主役に咲き誇っている。住民も協奏曲で花をたのしんでいるのだ。つぎに咲くのはどの花だろうか。
 アサガオは昨年同様、5日目に大勢が発芽した。赤子のように赤ら顔で土を持ち上げ、みるみる双葉となる。きょうは、10ミリほどの降水予報がでたので寒冷紗を覆った。いらぬ心配かもしれないが、人間はそいういう世話やきをしたくなるくせがあるのだ。
耕せばうごき憩へばしづかな土 草田男
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「インポート」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事