ノーやん日記パート2

皇帝ダリアとカナメモチ

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晴れ。いい日和。「きょうはあったかいですね」「そやね」。あちこちごあいさつ。「あしたは雨降るゆうてるからいややね」喫茶店のママさん。わが輩特製のカップをもらって朝のコーヒー。うまいナ。 脳科学者川島隆太さんとドイツ・北欧文学者安達忠夫さん共著「脳と音読」を読む。

 「音読は脳の全身運動」やそうな。「脳機能を発達させ、脳機能の老化を防ぐ」という。視聴覚障害児だったヘレン・ケラーがサリヴァン先生との出会いから言語を獲得していった話も織り交ぜて、人の学習は「聴く」からはじまると説いている。乳幼児がことばを獲得する過程も「聞く」「話す」「読む」「書く」の順らしい。日本の英語教育が「読み・書き」から始めているのは間違っているのではないかという。ナルホド。けど、中学生の頃と思うが駐留米軍のVOA放送を聴いて英語を覚えようとしたがまったく理解できなかった。やはり脳のどこかがおかしかったかったのだろう。

 俳句も句会では詠みあげてまず耳から観賞する。黙読とは違うリズムのある句が頭に残りやすい。一茶にしろ芭蕉、蕪村にしろ覚えてしまうのはリズムがあり分かりやすく覚えやすいからだと思う。聴覚の発達が遅い愚老はなぜかモーツアルト好きになった。リズムが老いぼれにもスウーッと耳に入り嬉しくなる。オンチなのに不思議や。写真上=服部緑地公園の皇帝ダリア、下=カナメモチ

歳末へ電飾カウントダウンかな 龍尾

 

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}ありがとうございます。ですが、日本人の中学生がアメリカ人とペラペラ会話しているのを見てすごいショックを受けました。やはり、脳の構造が違うのではないか、と。
fm
母語というのは母親の乳を飲みながら母親に教えてもらう言葉です。私もノーやんさんも母親は日本人でしたからね。完全な聞き取りは無理です。
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