日々感ずることを、徒然に書いています。ご笑覧あれかし。

言葉というもの、非常に興味があります。

唯我独尊

2021-10-22 04:38:30 | 日記

ある日本人男性からこう言われたことがある。

私の一つ上。生真面目、非常に親切な、いい人。

「あなたは、唯我独尊みたいな人だから、、」

私が、自分に可能な職業として、”誰かの「秘書」とかいうのだったら、できると思う” と言った時に返ってきた言葉である。

実際、私には、人の上に立つ能力はない。誰かの下で、縁の下の力持ちと言うのなら、できるかもしれない(私、いわゆる”宮仕え”というものをした経験はないが、「生活かかっている」となれば、結構できるのでは?といつも密かに思っている)。

その時返ってきたのが、この言葉である。「唯我独尊」。

誠に意外であった。でも、同時に、日本におられる日本人から見れば、私は、そんな風に見えるのかもしれないということがわかって、ある意味、面白かった。

しかし、それにしても、私、唯我独尊などではない。

もちろん、もう46年ばかり日本を離れ、英国に住んでいるのであるから、日本におられる多くの日本人よりは、ものをはっきり言うというところはあると思う。

でも、それは、「自分の考えを持っている」ということであって、むしろ、賞賛されるべきことではないのか。少なくとも、英国においては、そうである。唯我独尊ではない。

唯我独尊といえば、さしずめドナルドトランプがそうである。彼は、他の人の意見に耳を貸さない。この人こそ、まさに唯我独尊と呼ばれるにふさわしい。

この大人しい私を独尊扱いされた上記の日本人からすれば、私は、やりにくい男ということになるらしい。

何しろ、「そうですね、ごもっとも、」などとは、決して言わない、ときている。
いつも仏頂面をしているとあって、それも無理からぬところか。でも、それは、ただ、無意味に愛想を振舞う必要を感じないだけのことである。

そこで、「唯我独尊」という汚名を頂戴した。

私、そんなことは、ありませんよ、私。自分の考えより、相手の方の考えの方が正しいと思えば、訂正して謝りますよ。たとえ、相手が子供であっても。



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (nozomuishiyama)
2022-03-12 18:50:36
こちらこそ
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Unknown (nozomuishiyama)
2021-10-23 20:30:23
ようさん

こちらこそ、よろしくどうぞ。
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Unknown (nozomuishiyama)
2021-10-23 20:29:52
ようさん

こちらこそ、よろしくどうぞ。
返信する
Unknown (よう)
2021-10-23 19:18:23
はじめまして
読者登録 ありがとうござます。
よろしくお願いします。
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