5月21日(土)関東ブロックの定例会が行われました。
今回は、10クール7名の方の活動報告と
NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会理事長の大棟耕介さんによる講演を聴く勉強会でした。
参加者は20名。
【10クールの方の活動報告】
乳児院・小児病棟・外来・学童精神病棟・リハビリとそれぞれの現場は異なり、周りのスタッフの反応もさまざま。
提案や申し出をしてもなかなか通らないこともある中で、皆さん環境設定や
ディストラクション、プレパレーションから取り組まれ、確実にアクションを起こされていました。
各自が向き合う子ども達にとって何が必要なのかをくみ取り、実践することで子どもはもちろん、
周りのスタッフの意識に変化が生まれてきているとのこと。
活動報告を聞いた感想の中で4クールの方が「チャンスを見つけて介入し、既成事実を作っていく」と話されていました。
10クールの皆さんは正にその通りの方々です。
【大棟耕介さんによる講演】
大棟さんはプロの道化師(クラウン) で、遊園地や小中学校、老人ホームでショーを開くだけでなく、
ホスピタル・クラウンとして病院でも活動され、東北や熊本の被災地にも行かれています。
クラウンとしての輝かしい経歴の他、愛知教育大学の非常勤講師のお顔もお持ちです。
今回は「道化師流のコミュニケーションと笑いの伝播」の講演を聴きました。
クラウンの役割は「名脇役」常に相手が主役で、
相手の下にもぐり込んで主役を持ち上げることが役割だと教えてくれました。
相手・主役は、お客さんや病院で出会う子どもや家族です。
名脇役になるためには、引きのパフォーマンスが大切で5つのポイントがあるそうなのですが、
私たちにとってもポイントとなる3つを教えてくれました。
1つめは、相手を見る。(相手の反応や周りの雰囲気を感じ取る。観察する。)
2つめは、テンションを合わせる。(テンションを調整する。相手が話しやすい状況を作る。)
3つめは、大げさ。(リアクションが大事。感情を豊かに表す。コーチング。)
そして最後に余韻を残すことも意識されているそうです。
一緒に写真を撮ったり、お正月に外国の紙幣でお年玉を渡したりすることで、
クラウンが去った後も感動体験を思い返したり、外国の紙幣から子ども達の想像力は広がり…
手品やジャグリングなどの技術ももちろん必要だけれども、
それだけでなく、これらのコミュニケーションのスキルが重要であること。
私たちHPSに置き換えると遊びの種類だけではなく、ということなのだと思いました。
大棟さんは、ホスピタル・クラウンとして病院を訪問する際に、さまざまな配慮する点はあるけれども、
あくまでご自身の軸はクラウンであり、「病気の子どもに」ではなく「子どもにクラウンとして」関わる。
「僕の軸はクラウンです」と何度もおっしゃられていました。
あなたの軸足はどこですか?と問われている感じがしました。
講演は、少し早いテンポの口調で進み、バルーンやジャグリングをあれ?と下手に見せたり、
あ!と驚かせたり、具体例を織り交ぜながらの90分でした。
講演自体がクラウンKのパフォーマンスにも感じた楽しい講演でした。
病院訪問に関しては、日本ホスピタル・クラウン協会にお問い合わせください。
関東ブロック ブログ担当 くっちー
今回は、10クール7名の方の活動報告と
NPO法人日本ホスピタル・クラウン協会理事長の大棟耕介さんによる講演を聴く勉強会でした。
参加者は20名。
【10クールの方の活動報告】
乳児院・小児病棟・外来・学童精神病棟・リハビリとそれぞれの現場は異なり、周りのスタッフの反応もさまざま。
提案や申し出をしてもなかなか通らないこともある中で、皆さん環境設定や
ディストラクション、プレパレーションから取り組まれ、確実にアクションを起こされていました。
各自が向き合う子ども達にとって何が必要なのかをくみ取り、実践することで子どもはもちろん、
周りのスタッフの意識に変化が生まれてきているとのこと。
活動報告を聞いた感想の中で4クールの方が「チャンスを見つけて介入し、既成事実を作っていく」と話されていました。
10クールの皆さんは正にその通りの方々です。
【大棟耕介さんによる講演】
大棟さんはプロの道化師(クラウン) で、遊園地や小中学校、老人ホームでショーを開くだけでなく、
ホスピタル・クラウンとして病院でも活動され、東北や熊本の被災地にも行かれています。
クラウンとしての輝かしい経歴の他、愛知教育大学の非常勤講師のお顔もお持ちです。
今回は「道化師流のコミュニケーションと笑いの伝播」の講演を聴きました。
クラウンの役割は「名脇役」常に相手が主役で、
相手の下にもぐり込んで主役を持ち上げることが役割だと教えてくれました。
相手・主役は、お客さんや病院で出会う子どもや家族です。
名脇役になるためには、引きのパフォーマンスが大切で5つのポイントがあるそうなのですが、
私たちにとってもポイントとなる3つを教えてくれました。
1つめは、相手を見る。(相手の反応や周りの雰囲気を感じ取る。観察する。)
2つめは、テンションを合わせる。(テンションを調整する。相手が話しやすい状況を作る。)
3つめは、大げさ。(リアクションが大事。感情を豊かに表す。コーチング。)
そして最後に余韻を残すことも意識されているそうです。
一緒に写真を撮ったり、お正月に外国の紙幣でお年玉を渡したりすることで、
クラウンが去った後も感動体験を思い返したり、外国の紙幣から子ども達の想像力は広がり…
手品やジャグリングなどの技術ももちろん必要だけれども、
それだけでなく、これらのコミュニケーションのスキルが重要であること。
私たちHPSに置き換えると遊びの種類だけではなく、ということなのだと思いました。
大棟さんは、ホスピタル・クラウンとして病院を訪問する際に、さまざまな配慮する点はあるけれども、
あくまでご自身の軸はクラウンであり、「病気の子どもに」ではなく「子どもにクラウンとして」関わる。
「僕の軸はクラウンです」と何度もおっしゃられていました。
あなたの軸足はどこですか?と問われている感じがしました。
講演は、少し早いテンポの口調で進み、バルーンやジャグリングをあれ?と下手に見せたり、
あ!と驚かせたり、具体例を織り交ぜながらの90分でした。
講演自体がクラウンKのパフォーマンスにも感じた楽しい講演でした。
病院訪問に関しては、日本ホスピタル・クラウン協会にお問い合わせください。
関東ブロック ブログ担当 くっちー