NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 -すべての子どもの遊びと支援を考える会-

本ブログは、チャイルド・フレンドリーな医療と環境の実現のためホスピタル・プレイに関する情報を発信しています。

【募集開始】HPS養成週末講座

2017年02月10日 | 日記
いつもHPSおよび当法人にあたたかいご支援とご協力をいただきまして
誠にありがとうございます。

さて、静岡県立大学短期大学部で平成19年より
病気や障がいのある子どもとその家族に遊びを提供することにより、
子どもが医療から感じるストレスや不安を軽減することを目的として
遊びを用いて支援する専門職であるホスピタル・プレイ・スペシャリスト(HPS)の
養成教育事業を行なっております。
この日本生まれのHPSも平成28年6月末までに149名が誕生し、
小児医療や児童福祉の分野で活躍しています。

しかし、静岡県立大学短期大学部が開講する日程では受講を希望しながらも勤務等の都合により
受講を諦めざるを得ない方々から週末開講で開催してもらえないか
という要望が多数寄せられていました。
そこで、平成27年7月から平成28年6月まで
静岡県立大学短期大学部が当法人に委託し、
パイロット事業として週末養成講座を実施しました。

その結果と分析評価したところ、受講生のニーズおよび講座終了後の学習効果が見込まれたため、
今年度、継続して開講することとなりました。


■ 募集期間 : 平成29年2月13日(月)~3月3日(金)必着

□ 募集要項

■ 受講申請書  PDF形式 , Word形式


なお、応募をご検討の方は、HPS養成週末講座受講希望者のためのチェックシートをご一読ください。

みなさまのご応募、お待ちしております。

医療的ケアの必要な子どもに遊びとヒーリングを届けよう!プロジェクト

2017年02月09日 | 日記
いつもHPSと当法人の活動にご理解とご協力いただき、ありがとうございます。

本日よりJapan Givingにて医療的ケアの必要な子どもに遊びとヒーリングを届けよう!プロジェクトの
ファンドレイジングが始動しました。

人工呼吸器など、高度な医療的ケアが必要な在宅で療養する子どもたちだからこそ、
「遊ぶ」ことが必要不可欠なのです。
遊びは子どもの命を輝かせ、発達や人間形成に大きな影響をもたらします。

しかし、高度な医療的ケアが必要な子どもたちが遊ぶためには、
ツールの選択にも知恵と工夫が求められます。

2017年2月現在、神奈川、静岡、愛知、大阪で12家族を対象に
HPSが遊びの在宅支援を行なっています。
この遊びの在宅支援をさらに広げていくために、
HPSが専門的な視点で、医療的ケアの必要な子どもにあったツールや
痛みや不快感を軽減し、安心感を作り出すためのヒーリング効果のあるスヌーズレン機材をそろえて、
子どもたちの自宅に訪問するプロジェクトです。

詳細はこちらからご覧ください。

すべての子どもが豊かな遊びで健やかに育まれるよう、
みなさんのご協力、お願いいたします

第5回 スキルアップ講座にご参加いただき ありがとうございました

2017年02月03日 | 日記
1月22日(日)に開催いたしましたHPS第5回スキルアップ講座
『オーストラリア発 Learn to Play プログラム
発達に課題のある子ども、脳に障害のある子どもと遊びを使ってつながろう、遊びを用いて支援しよう』

来てくださった122名のみなさま、ありがとうございました。
HPSではない参加者も約3割おられ、とてもうれしく思っています。

今回は発達障害児に対する遊びを使った支援を学ぶために、
オーストラリア生まれのLearn to Playプログラムを実践している
OTでもありプレイセラピストでもあるBridget Dooleyを招へいしました。



私はHPSから聞くお話をもとに、先進プログラムを探します。
複数のHPSが、自閉症児へのかかわりをもっと学ぶ必要があると言っていたので、
今回の招へいとなりましたが、いかがでしたでしょうか?

Learn to Playプログラムが、ASDの子どもたちを想像遊びにいざなうことをとても重視していること、
また、想像遊びは感情、情緒をつかさどる脳部位と理論、言語、予測などをつかさどる脳部位をつなげるため、
ASDの子どもたちにとても重要であることなどを学びました。

      

Learn to Playプログラムの大きな特徴はその評価方法にありますが、
1日ではとてもそこまでたどり着くことはできません。
希望が多ければまたオーストラリアから招へいしたいと思いますので、ご意見ください。


アンケートでは
◎具体的なASDの子どもたちへのかかわりが学べてよかった
◎理論的にアプローチすることが大事だと改めて分かった
◎なぜだろうという疑問が解けてうれしかったです

などの意見を多くいただきました。

私もASDのお子さんとかかわるときに、こうしたらよかった、
これからはこうしてみよう、などたくさん考えました。

1年に一度、同じ志をもつ仲間と合流し、ともに学ぶ時間を持つことの大切さについてのコメントも多数いただきました。
私もこのスキルアップ講座が終わると少しホッとすると同時に、
リセットされて新たな元気が湧いてくるような感覚を覚えています。

みなさまの日々の活動の中で、この日の学びが生かされ、
より多くの子どもたちが社会の一員として生き生きと生活できることを願ってやみません。
これからも、ともに頑張りましょう。


まっちゃん

【報告】ホスピタル・プレイによる在宅支援システムの構築 第4回委員会

2017年02月01日 | 日記
すでにブログ内でもお知らせしていますが、
当法人ではタケダ・ウェルビーイング・プログラム2015
【長期療養の子どもたちに”生きる力”を】の助成を受けて
ホスピタル・プレイによる在宅支援システムの構築に取り組んでいます。

高度な医療的ケアを必要とする子どもたちが、入院から在宅へと移行されている中で
医療的ケアや介護に加え、子どもの遊ぶ権利を保障し、家族の負担感を減らし、
子どもと家族の関係性をよりよくするための専門的遊び支援(ホスピタル・プレイ)による
在宅支援システムを構築することを目的としています。

ワーキングメンバーによる第4回委員会を1月11日(水)に開催しました。

第4回委員会では、1月21日(土)開催の第9回HPSシンポジウム&ワークショップの開催について確認、
在宅支援の途中報告、聞き取り項目の検討、事業の変更点と来年度の申請、
今後のスケジュール等について活発な話し合いが行なわれました。

また、今回の在宅支援について、子どもときょうだい、家族を招いての報告会の開催も実施に向けて検討しています。


当日の資料はこちらからご覧いただけます。

■ 議題

□ 事業の変更点

■ 今後のスケジュール

□ 議事録


次回委員会は3月10日(金)18時から開催予定です。