NPO法人 ホスピタル・プレイ協会 -すべての子どもの遊びと支援を考える会-

本ブログは、チャイルド・フレンドリーな医療と環境の実現のためホスピタル・プレイに関する情報を発信しています。

遊育支援ワークショップ 開催報告

2015年11月30日 | 日記
11月29日(土)に広島市民病院で、遊育支援ワークショップを開催しました。

当日は、広島市内はもちろんのこと、大阪や福岡から、
20家族以上のみなさまにご参加いただきました。
市民病院に入院している子どもたちも、参加してくれました。

1年ぶりに会う子どもやきょうだいが大きくなっていてびっくりしたり、
初めての参加で、どきどきしながら遊ぶなかで、
表情が豊かになっていく子どもたちの様子に、HPSも元気をもらいました。

また、川崎医療短期大学から学生さんたちや
そして会場を提供してくださった広島市民病院のスタッフのみなさまにも、
ボランティアとして、ご協力いただきました。

今回も、盛大なワークショップになったのは、
参加してくれた子どもたちやご家族、ボランティアのみなさま、広島市民病院の方々、
静岡からダンボールすべり台をもってきてくださった指田さま、
そして関西ブロックや広島市民病院のHPSきょうちゃん、HPS兼カメラマンのやすださんと10クールのメンバーのおかげです。



遊びをメディアとして子どもがきょうだい、家族、友達とつながっいることを子どもたちに教えてもらいました。

みなさま、本当に、ありがとうございました

第10回企業&NPO協働アイデアコンテスト 最終選考会

2015年11月24日 | 日記
11月19日(木)に名古屋で第10回企業&NPO協働アイデアコンテストの最終選考会がありました。

書類審査を通過した5団体が最終選考会に挑みました。
私たちは、子どもと医療をやさしさでつなぐためのツールの開発のアイデアを
名古屋ブロックのHPSと協力して、応募しました。
そのほかには、永続的な高齢者支援や森林の問題解決と次世代に残す環境づくり、
バイオマス利活用促進、ユニバーサルデザインによる岐阜県内の観光地づくりのアイデアで、
プレゼンテーションが行われました。

その結果、最優秀賞をいただくことができました

これも病気や障がいのある子どもと家族、
そして子どもと家族を支えるHPSのみなさまのおかげです。

また、パートナーシップサポートセンターのスタッフの方々、
審査員の方々にも、お世話になり、ありがとうございました。

申請書作成から当日の発表まで協力してくださった名古屋ブロックのたなせさん、
本当にありがとうございました。


しかし、受賞はゴールではありません。
子どもが医療を理解して、つらい治療にのぞめるよう、
子どもたちの協力も得ながら、必ずツールを完成させます
企業の方々、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

完成までの様子は、ブログでも紹介させていただきます


のぶちん


養成週末講座の様子②

2015年11月24日 | 日記
8名の受講生は10月に病院実習を終え、約2ヶ月ぶりとなる講義を11月21日(土)、22日(日)に受講しました。


21日は、『子どもにやさしい医療をめざして-子どもの気持ちや思いに気づく-』をテーマに、
医療の現場で、子どもが受ける・感じる様々な気持ちを実際にロールプレイをして
学びました。
ロールプレイを通して、子どもが受ける事を私達大人はどう感じたか、どんな気持ちになったか、
気づきを促し、では、これからどのような対応や関わり方を行えばよいかを考えました。
受講生は、この「気づき」を大切にして、子どもの気持ちに寄り添うことを
少しずつ今できることから始めていってほしいと思います。

 

講師の後藤先生の手作りのプレパレーションツール、ビンゴやモノポリーなど
子どもの気持ちになって遊びました。

    


22日は、『追加的ニーズのある子どもの遊びを考える』をテーマに、
子どもにとっての遊びや発達特性と遊び、障がい特性と遊びについて学びました。
また、発達評価の方法と遊びの関連性についても学びました。
評価というと、どうしてもできる・できないにとらわれてしまいがちですが、
評価は、あくまでも子どもを知る手がかりにすぎないのです。




講義を通じて得た知識をもとに、グループで障がいのある子どもへのプレイ・プログラムを立てて、紹介しました。

  

   


次回の講義は12月です。
課題が出ていますので、受講生は次回の講義までにそれぞれ課題に取り組みます。


プレイセラピーの研修に行ってきました

2015年11月11日 | 日記
ごぶさたしています。まっちゃんです

10月下旬から渡米し、2回目となるアドラー派プレイセラピーのトレーニングを受けてきました。
今回はサンドトレープレイセラピーのトレーニングです。

前回同様、8時過ぎから朝食をテリーコットマン先生宅でいただくところから始まり、
9時から講義&演習を行います。終了は大体18時前後。
受講生は全員で6名で、わたし以外の5名は米国全土から集まってきています。

砂遊びは、感覚に働きかける遊びなので、痛い思いをする病院では積極的に取り入れてほしいなと思います。
砂のちからは、ホスピタル・プレイにも応用できるのではないかと思い、
専門のトレーニングを受けることにしました。

今回も現地の子どもたちが来てくれて、トレーニングに付き合ってくれました。
私たち受講生は2人組になり、実際に子どもとサンドトレープレイセラピーを行います。
それをビデオで映し、のちにテリー先生と他の受講生とで振り返るという、
なかなかハードな内容が中心です。

私のパートナーはジュリー。
ジュリーはなんと、弁護士でもあり、裁判官でもあり、
そして現在はプレイセラピストになるべく大学院に通っているという女性です。
この間まで里子を2人預かってもいたそうです。
ジュリーは親せきがテリー先生の近所に住んでいるので、受講後、私を連れて夕食に連れて行ってくれました。
義理のお母さんという人がとてもおもしろい人で、自宅のガレージに大きなトラクターが
今でも年に数回、この大きなトラクターに乗って、教会まで出かけるのが楽しみと話してくれました。
Bと呼ばれるこのトラクターに、私も乗せてもらいました


(ジュリーの義理のお母さんと私)


最後に、作ったサンドトレーです。
ジュリーとテリー先生、そして私の合作です。
ジュリーとテリー先生から私へのメッセージがこのサンドトレーに込められています。


アメリカは日本同様、困った点も多いのですが、やはり少しはみ出している人でも受け入れられる、
ありのままにその人を受け入れる、寛大さがある国です。
形ではなく、正直に学べた5日間に感謝しています。
学びはハードでしたが、気持ちの上ではとっても楽でした。
また、今回学んだことをHPSにも伝え、子どもの支援に役立てていきたいと思います。


まっちゃん


関東ブロック 10月の活動報告

2015年11月09日 | 日記
10月18日(日)、「あきた総合支援エリアかがやきの丘技術交流センター」で、
東北初のホスピタル・プレイワークショップが開催されました。
 午前は松平先生による「病児・障がい児と遊び~すべての子どもが遊びを通して社会とつながる」
と題された講演と、血液検査での拘束のロールプレイ。

午後は遊育ワークショップ。

関東ブロックメンバーで
・キラキラBox ・キラキラBottle ・キラキラRoom(スヌーズレン的な遊び) ・ボウリング
・シリンジ的あて ・石けんスライムの6つの遊びのコーナーを準備し、
集まって頂いた皆さんに遊んでもらいました。
参加者は、医療と関わるお子さんとそのご家族、看護師、保育士など、
小児医療環境に興味のある方など74名!たくさんの方にホスピタル・プレイを
体験してもらいました。

始めはちょっと、緊張と期待の混ざった雰囲気の会場でしたが、
遊んでいくうちに、子どもも大人も真剣だったり、笑顔だったり、驚いたり、
夢中だったり、あたたかい空気に包まれていました。

後半には、タッチ(ふれあい)しながらの遊び「お持ち帰りピザを作ろう!」のコーナーも。
お孫さんと参加された方と私とでペアを組み体験して頂きました。
その方が「孫があんなに遊んで、私まで。本当にありがとうございました。」と、
とても嬉しそうにお話して下さいました。
その方とひとときですが、遊びでつながることができ、私にとっても嬉しい時間でした。

後日、秋田のHPS小山さんから、この日のようすが新聞に載ったと連絡がありました!
記事を通して秋田でも更に多くの方に、ホスピタル・プレイが伝わっていくことを実感しました。


関東ブロックブログ担当 くっちー

遊育支援ワークショップを開催します

2015年11月05日 | 日記
11月29日(日)に広島市民病院で、遊育支援ワークショップを開催します。

毎年、SMA(脊髄性筋萎縮症)家族の会とコラボして開催している
遊育支援ワークショップをはじめて広島で開催します。

SMA家族の会の会員の方でなくても、
病気や障がいのある子どもときょうだい・家族が一緒になって遊び、
つながることができるブースを用意しています。
ワークショップが終わってからも、おうちでできる遊びも提供します。

時間は13時から16時までです。

お申込は、info@hps-japan.net までお願いいたします。

お近くの方、近くではないけれど興味のある方、たくさんのみなさまのご参加をお待ちしております


*この遊育支援ワークショップは、日本財団、TOOTH FAIRYの支援を受けて開催します。