ほとんどの初産の方は、お産がすめば自然と出るようになっていると考えてます。経産婦さんは、一度経験がありますので、すぐには母乳がでないもんだなと経験値で分かっている方が多いですが。
出るようになるまでの間ミルクを補充しておこうと考えます。しかし少しだけ補充するのならまだしも、一回の量を一回分全部飲ませてしまえば、赤ちゃんも母乳を真剣に吸う事はしなくなります。
哺乳瓶の方が赤ちゃんにとっても楽です。母乳を飲む力は哺乳瓶に比べて40倍の力を要します。
勿論はじめからミルクで育てようと考えておられる人は、それでよいですが。ほとんどの方は、妊娠中から母乳で育てたい(9割)もおります。
おっぱいを吸わせたい。そんな思いでお産を迎えます。しかし母乳だけでひと月を迎えられる方は50%。混合栄養を含めて母乳を飲ませている人はひと月の段階で9割ですが。
ミルクだけの人は、お産直後はたったの0.5%(ミルク栄養)にすぎませんが、4か月を過ぎる頃はミルクの人がトップになります。
たったの数カ月の間にそんな数値になってしまう現実。混合栄養の方で、少ないなりにでも、長く母乳を吸わせたいと思っているお母さんも、どんどんミルクの量を増やしてしまうと赤ちゃんの方から母乳を拒否しだしてしまいます。乳房の状態も母乳が出なくなってしまいう状態になってしまいます。