つれ「極めて特異な個性を持った実在の人物だからこそという面もあるんだろうけど、一人二役作品は数ある中でこの主演の俳優さんの演じ分けは長く映画史に残るかもてぇ評価は伊達じゃないお見事な別人になってるねぇ。
当の影武者だった原作者の談によると映画はあくまで鑑賞に堪えられるレベルに加減してあって実際には目も当てられないハードコアの連続だったそうだから、悪魔が元首を継承する芽を摘んだことにもイラク戦争の意義があったとアメリカさんあたりは胸を張りそうなものの、それなら無辜の民を巻き込まずにゴルゴ13級のヒットマンを送ってワンショットワンキルでタマをとりゃいいのにとついハードボイルド的な発想も浮かぶようだょ。
時節柄どうしてもお隣の三代目に思いが至って、メディアに登場するのは既に影武者なのかもしれないけれど、臣民が飢えてようとあくまで血色よさげな青年大将ご本人はこんな暴君でないことを願うばかりだねぇ」