つれ:「人間そっくりのロボットとか人間性とロボットの確執とかのテーマは他の作品でも既にお馴染みではあるけれど、同じ役者さんが生身の人間とロボットを演じ分ける際のメイクの差が絶妙なせいか独特の生々しさを醸し出してるんじゃないかぃ。
ストーりーのパターンとすれば心に傷を持つヒーローが陰謀の渦中に巻き込まれて八面六臂の活躍で事件を解決に導くてぇこれもお馴染みの展開ながら、アクションものと括るには存外にピュアなラブストーリーにもなってるところも生々しさを感じさせる所以かもしれないねぇ
近頃の商業作品としてはむしろ少数派の100分を超えない尺に納まってるんで大層テンポはいい反面、長尺なら描き込まれたであろうエピソードが割愛されてたり多くの要素が根回しなしでスピーディに処理されたりしてるのが或いは消化不良につながるおそれもあり、小品と雖も大作のつもりで鑑賞に臨んだ方がより作品の深みを堪能できそうだょ」