東近江市今堀町にある東近江市立「布引小学校」(西川伸校長)の卒業生で、駒沢大学陸上競技部の主力選手として箱根駅伝などで活躍した「安原太陽さん」(駒大4)が、同小6年生(児童数53人)のキャリアを考える総合学習の講師で招かれ、夢をもつ大切さや、実現に向けてどんなことをすればよいのか、貴重なヒントを話した。
↑写真:滋賀報知新聞より
まず、グラウンドで全校児童(同238人)に迎えられた安原さんは、速く走るコツを伝授したのち、各学年代表とのリレー対決(200m×4周)や、全児童とのジョギングで汗を流した。
↑写真:滋賀報知新聞より
この後、6年生児童と多目的教室に移動し、「夢」について語り合った。
この中で安原さんは、大学入学時から、日本代表や箱根駅伝優勝を目標に掲げて、トレーニングに励んできたと自己紹介。
実現のため大切にした信念は「継続は力なり」。「目標達成のための努力の継続は、唯一の道であり、近道」と話した。
実現のため大切にした信念は「継続は力なり」。「目標達成のための努力の継続は、唯一の道であり、近道」と話した。
更に、駒大・藤田監督の教えで、「高みを目指し努力することは、『我慢』でなく『手段』と考え、毎日努力することが大切」と紹介し、エールを送った。
このあと、児童から「箱根駅伝ではどんな思いで走ったか」、「大会で緊張した時はどうするのか」などの質問が飛び出した。
最後に「好きなことを楽しむのは一番大切」と後押しし、自身の今後について「日の丸をつけて世界で勝負をしたい」と、実業団での決意を語り締めくくった。
*安原太陽選手は東近江市立布引小学校、船岡中学校、滋賀学園高校、駒沢大学に進学し、この春、駒大卒業後、実業団の「花王」に入団するものとみられる。
授業のあと安原さんは、「(講話から)何かを感じ取ってもらえればうれしい」と語った。6年生の小林直生さんは、「努力することが大切と思った」と目を輝かせた。
<滋賀報知新聞より>