今回、G5RV型ワイヤー式アンテナを設置したのでこれで晴れてWARCの3バンド(10-18-24MHz)にON AIRできるようになった。
これまで垂直アンテナ1本でWARCバンドの10Mhzも運用してきたがそれぞれのバンドには異なる特性がある。まだ始めたばかりなのでこれから使い慣れしたいと思う。
WARC3バンドは1979年のWARC(世界無線通信主管庁会議)にて10-18-24MHzのバンドがハムに割り当てられた。
ARRLの「5バンドDXCC」アワードだけはそれ以前から存在し、レガシーのバンド(3.5-7-14-21-28Mhz)を交信の対象としている。
通常のDXCCアワードはWARCバンドも交信の対象としているため「DXCC」は一気に交信の機会が多くなった。
しかし、WARCバンドはこれまでレガシーのバンド用のアンテナと系統が違うためWARCバンド専用アンテナを別に必要とした。
日本においてはアンテ設置に必要とするスペースが十分でない人が多く、全バンド・フル運用を躊躇するハムも多くいた。
1本のアンテナで全バンドカバーするのは結構難しく、もしできたとしても「帯に短したすきにゃ長し」か、高価なものになるのが一般的だった。
今回、当局は3.5MhzのLOWバンドのON AIRを主題として、また追加としてWARCバンドの18Mhzと24Mhzも出せるワイヤー式の「G5RV型」を選択し、この程設置したた。
このG5RVアンテナはゼネラルカバーに近く、各バンドの専用アンテナと比べることは出来ないが廉価で比較的容易に導入できる。G5RVはあくまでもオールラウンダー用アンテナであり、「帯に短したすきにゃ長し」に属するかもしれないが当局にはWARC3バンドの窓を開かせてくれた。試行運用を続け、WARCバンドでも使いものになるか使い込んでみたい。