食べ物をかんだり飲み込んだりすることが難しい人のために作られた食事「えん下食」を提供している東近江市の日本料理店「魚繁大王殿」が新たに、冷凍したちらしずしの「えん下食」を販売することになり、試食会が開かれた。

↑写真:NHK大津より
この試食会は、おいしい「えん下食」を楽しんでもらいたいと、東近江市にある日本料理店「魚繁大王殿」と、食べ物にとろみをつける粉末を製造している三重県の会社が協力して開いた。
試食会には、食べ物をかむことや飲み込むことが苦手になるえん下障害がある人やその家族など10人あまりが参加し、料理店の店主、岩崎勝さんが考案した、ちらしずしや、ごま豆腐などをえん下食にした弁当を試食した。
試食会には、食べ物をかむことや飲み込むことが苦手になるえん下障害がある人やその家族など10人あまりが参加し、料理店の店主、岩崎勝さんが考案した、ちらしずしや、ごま豆腐などをえん下食にした弁当を試食した。

↑写真:NHK大津より
このうち、ちらしずしはミキサーで刻み粉末でゼリー状に固めたにんじんや、しいたけなどが具材として使われていて、具材ごとに刻む度合いを変えることで異なる食感になっているほか、自然解凍しても味や色などが保たれるよう工夫が施されているという。
えん下障害がある4歳の孫の男の子と参加した女性は「孫がとてもおいしそうに食べています」と話していた。
ちらしずしの弁当は、2月1日(木)まで電話で注文を受け付けるという。
日本料理・湖東料理「魚繁大王殿」
東近江市小脇町2323-1
0748-23-5179
<NHK大津より>