ろくろで木工製品を作る木地師発祥の地とされる東近江市の五個荘コミュニティセンター(東近江市五個荘小幡町318番地)で、木地師が制作した作品などが3月29日まで展示されている。
木地師
会場では、東近江市内で木地師として活動する小椋昭二さん、北野清治さん、北野宏和さんが作った盆、小物入れ、皿、わんなど17点を展示。
このほか、小椋さんが盆を作る流れを4段階に分けて解説し、途中まで制作を進めた状態の木材も展示している。
木地師 小椋昭二さん
木地師 北野清治さん
木地師 北野宏和さん
東近江市永源寺地区の山奥では、平安時代に「惟喬親王(これたかしんのう)」が皇位継承争いに敗れて落ち延び、この地でろくろ技術を考案して伝えたという伝承が残り、明治時代までは全国の木地師を管理する組織も存在した。
会場にはパネル展示もあり、その歴史や史料も紹介している。
今後、展示は1月31日~2月12日に東近江市内の愛東コミュニティセンターで、2月14~26日には東近江市役所で開催される。
今後、展示は1月31日~2月12日に東近江市内の愛東コミュニティセンターで、2月14~26日には東近江市役所で開催される。
<中日新聞より>