幕末に活動した新選組が宿に残した、貴重な「忘れ物」などを展示する特別展が、滋賀県草津市で開かれている。
特別展:「草津宿本陣の“わすれもの”」
開催期間: 8月18日(日)まで
場所: 草津宿街道交流館(草津市)
草津市の草津宿街道交流館で開かれている特別展には、東海道の宿場町にある国の史跡「草津宿本陣」で見つかった、江戸時代の宿泊客の忘れ物18点が展示されている
このうち、ことし3月に本陣の蔵にあったタンスから見つかった、長さ17cmほどの木製のキセル入れと布の袋は、袋に「新選組様御失念物」などと書かれた紙が結びつけられている。
市の調査チームが、宿泊客について記録する大福帳と照らし合わせて調べたところ、土方歳三など幹部4人の名前が書かれていて、新選組の忘れ物だと分かった。この大福帳も並べて展示されている。この他、大名家の筆入れと墨つぼなども公開されている。