↑ロゴマークは、地図で現在地を表すピンをモチーフに、すげがさをかぶり、道中がっぱを着込んだ近江商人をデザインしている。
東近江市は、市内産の物産のブランド化を図るため、「人や地域とのつながり」「本物へのこだわり」「未来につなげる」といった3つの視点に基づいて認証する「東近江市近江匠人(しょうにん)」認証制度を始める。
商品のブランド化をめぐっては、会員制交流サイト(SNS)やマルシェをはじめとするマーケットで、作り手と買い手との直接的な対面販売が広がるなど、量産的な安価なものでなく、多少高価であったとしても、商品の背景にある作り手の思いや歴史などの「物語」に価値が見いだされている。
そこで東近江市は、鈴鹿山脈から琵琶湖までつながる多様性のある自然と奥深い歴史、伝統、文化といった地域資源を生かした物産を全国的にPRし、ブランド化を図ろうと認証制度を企画した。
作り手の思い、歴史、物語PR 認証の申請を受け付け
申請の受け付けは8月1日から12月27日までで、市内で物産を生産、製造、加工または販売する事業を営む法人または個人を対象に、認証の申請を受け付ける。
2020年1月以降、審査会を設置し、3月に結果を通知する。認証後は、ロゴマークを活用しながら、市ホームページやパンフレット、マップで紹介するほか、同市が関わる物産展で優先的に出展や、「東近江市近江匠人」をめぐるツアーを実施する。
問い合わせ: 東近江市観光物産課(TEL0748―24―5662)へ。
<滋賀報知新聞より>