長浜市の映画文化を復活させようと、地元を舞台にした作品などを上映する「ナガハマ映画祭」が今月(1月)初めて開催されることになった。
「ナガハマ映画祭」は、長浜市に住む映画監督、谷口未央さんが中心となって初めて企画した。
1月18日(土)に「長浜市曳山博物館」で、19日(日)には、「きのもと交遊館」で、それぞれ地元を舞台にした作品など3本の映画が上映される。
このうち、谷口監督が製作した「長浜」という作品は、伝統の長浜曳山まつりを題材に全編、長派市内で撮影を行ったもので、この映画祭で初めて一般に公開される。
小学生時代を長浜で過ごした谷口監督は、当時、当たり前のようにあちこちにあった映画館が閉館してしまったことが残念でならないとしていて、「映画祭で多くの人と感動を共有する体験を通じて、また映画館が長浜に誕生するきっかけになって欲しい」と話していた。
【ブログ筆者コメント】 昔、旧八日市市(現東近江市)にも八日市協楽映画劇場(東宝、大映)、昭和映画劇場(松竹)、東映劇場大正座(東映)、八日市シネマ(日活)4つの映画館があったがそれぞれ1970年代と1990年代に閉館している。
娯楽が映画からTV、ビデオ、ファミコン、特にレンタルビデオの普及により映画館に足を運ばなくなり、映画鑑賞人口の減少が映画館の閉鎖に拍車をかけたのであろう。少子老齢化が進む地方社会にあって映画はビジネスにならない業種かも知れないが地方創生の一助と元気なシニア世代も楽しめる「小規模映画館」が東近江市に1つくらいあっても良さそうに思う。賢いオペレーション方法を考えれば地方でも映画館再生の見込みはあると思うのだが。。。
<NHK大津より>