甲子園球場(兵庫県西宮市)で3月18日に行われた第95回記念選抜高校野球大会の開会式で、「彦根総合」の選手は、力強くあこがれのグラウンドを踏んだ。
↑写真:読売新聞より
新型コロナウイルスの規制が緩和され、4年ぶりに全校が行進した。開会式は、降雨の影響で1時間半遅れて始まった。
彦根総合の選手は緊張した様子を見せながらも、観客からの手拍子を受けて堂々と歩いた。ナインたちは田村将登選手(3年)の「いち、に、いち、に」の掛け声に合わせ、元気いっぱいに入場行進。校名がアナウンスされるとスタンドから大きな拍手が起こった。
上田大地主将は「甲子園の土を踏めてよかった。初戦に向けて緊張感が出てきた」と話した。式後、甲子園の土を踏みしめた上田大地主将(同)は「(リハーサルとは異なり)スタンドに観客が入ると雰囲気が違って緊張したが、ずっと目指してきた場所だったので楽しかった」と振り返った。準優勝旗を返還した近江を見て「次は僕たちが優勝旗を返還したい」と意気込んだ。
彦根総合は第5日の第1試合(午前9時開始予定)初戦は光(山口県)と対戦する。
「夏に帰ってくる」 前回準優勝の近江・横田主将、1人行進
○…開会式では連覇を狙う大阪桐蔭の選手たちに続き、前回準優勝した近江の横田悟主将(3年)が1人で行進。滋賀県勢初の準優勝旗を返還した。 「チームとして歩きたかった。1人はさみしかった」と悔しさを浮かべたが、大会初出場の彦根総合に「試合運びがうまいチームなので頑張ってほしい」とエールを送った。
近江は現在、練習試合を重ね、春の滋賀県大会に向けて調整に励んでいる。「この夏は何としても甲子園に戻ってこられるように頑張る」と気持ちを引き締めた。
<毎日新聞、読売新聞より>