滋賀県内の全小学5年生が学習船「うみのこ」に乗り、琵琶湖の環境や生物について学ぶ学習航海が19日、4年ぶりに1泊2日の宿泊を伴う日程で始まった。
本年度最初の学習は愛荘町愛知川小、豊郷町豊郷小、甲良町甲良西小の3校から児童計133人が参加し、彦根市の彦根港を出発した。
↑写真:中日新聞より
出発前に出航式があり、学習航海を運営する滋賀県立びわ湖フローティングスクールの安江利光所長は「琵琶湖の雄大さを感じて、たくさん感動して」と呼びかけた。児童を代表して愛知川小の森ひなたさんは「楽しい2日間にしたい」、松島悠貴君は「滋賀に住んでいてもあまり知らなかった琵琶湖のことを学びたい」と話した。
保護者らが港で見送り、児童たちはスカーフを振りながら船の旅に出た。2日間で琵琶湖に浮かぶ島を巡ったり、生き物を観察したりする。
学習航海は40年続いており、新型コロナウイルスの感染拡大で2020年度からは日帰りにしていた。本年度は236校の計1万3521人を対象に、2024年2月までに102回の航海を予定している。
<中日新聞より>