東近江市五個荘小幡町発祥の郷土玩具「小幡人形」を展示する企画展「ひがしおうみのえんぎもの」が、東近江市五個荘図書館で5月14日(日)まで開かれている。
小幡人形は江戸時代の享保年間(1716〜1736年)、小幡町にいた飛脚の細居安兵衛が伏見人形の制作技術を学び、作り始めた。
この地域は伊勢神宮と多賀大社を結ぶ御代参街道と、中山道が交わる交通の要衝だったことから、行き交う人々に購入された。現在は9代目の細居源悟さんが制作している。
↑写真:中日新聞より
会場では「かちかち山」「花咲か爺」などの日本の昔話や、えとの順番が決まった動物たちの競争の逸話を元にした「俵牛乗りねずみ」など、19点の人形を展示。企画担当者は「温かみのある表情や、人形に込められた物語を楽しんで欲しい」と話した。
会場では、全国各地の郷土玩具のイラスト23枚も展示しているほか、4月22日(土)には展示に関するトークイベント(10:30~11:30)も予定している。
問い合わせ: 東近江市立五個荘図書館
0748(48)2030
<中日新聞より>