滋賀県内で開業している助産師でつくる任意団体「お産&子育てを支える会」が今春、共同助産所「お産子の家」を東近江市八日市緑町に開設した。
複数の開業助産師で1つの助産所を営むのは全国的にも珍しい。年間40例の分娩を目標に掲げ、助産師の開業を後押しする拠点としても活用する。
複数の開業助産師で1つの助産所を営むのは全国的にも珍しい。年間40例の分娩を目標に掲げ、助産師の開業を後押しする拠点としても活用する。

↑写真:中日新聞より

↑写真:共同助産所「お産子の家」
団体は1994年、地域の助産師のつながりをつくろうと、東近江市内で助産院を営む朝比奈順子さんが設立。
助産院近くの木造2階建ての民家で出産前後の母親をサポートしてきた。現在は斎藤智孝さん(竜王町)ら助産師歴30年前後の6人で活動している。
全国的に出産を支える人材や場所の確保が課題となる中、同会は10年ほど前から、分娩を扱いながら助産師を養成する共同助産所の開設を目指していた。
京都の公益財団法人から1200万円の助成金を得られ、滋賀医大との医療連携の体制も整えられたことから、開設に踏み切った。民家の水回りの改修や壁紙の張り替え、消防へのホットラインの開設、医療機器の購入費用などに助成金を活用した。
1階は分娩スペース、2階はベット2床を設け、滋賀県内で6カ所目、東近江市内では唯一の入院可能な助産所となった。
当面は6人でシフトを組み、助産所や自宅での出産を請け負う。8月にも初めての分娩が予定され、開業に興味のある助産師の見学や研修も受け付ける。
管理者の斎藤さんは産後うつや育児放棄、虐待といった問題も念頭に「産む場所や方法の選択肢が増えることは、産後の生き方にもつながっていく。
大病院では難しい、助産師ならではの継続的に寄り添ったケアをしたい」と意気込む。
開業助産師の養成は昨年から力を入れ、すでに2人が開業準備をしているという。「1人では開業が難しいという人でも2、3人でチームを組んで助産所を営むという流れが全国に広がればうれしい」と話した。
1階は分娩スペース、2階はベット2床を設け、滋賀県内で6カ所目、東近江市内では唯一の入院可能な助産所となった。
当面は6人でシフトを組み、助産所や自宅での出産を請け負う。8月にも初めての分娩が予定され、開業に興味のある助産師の見学や研修も受け付ける。
管理者の斎藤さんは産後うつや育児放棄、虐待といった問題も念頭に「産む場所や方法の選択肢が増えることは、産後の生き方にもつながっていく。
大病院では難しい、助産師ならではの継続的に寄り添ったケアをしたい」と意気込む。
開業助産師の養成は昨年から力を入れ、すでに2人が開業準備をしているという。「1人では開業が難しいという人でも2、3人でチームを組んで助産所を営むという流れが全国に広がればうれしい」と話した。
お産子の家開設記念講演
6月5日(土)13:30から、Zoom講演中山まき子氏(同志社女子大学現代社会学部現代こども学科特任教授)による 講演がある。1960年代、助産婦主動の母子健康センターの衰退を振り返り、現代の出産事情の問題点を探り、妊産婦や母子支援、女性中心の出産を支える助産師あり方等を社会学者が語る。
6月5日(土)13:30から、Zoom講演中山まき子氏(同志社女子大学現代社会学部現代
参加費: 2,000円 学生1,000円 。メール(osanko2020@gmail.com)で申し込む。
共同助産所「お産子の家」
東近江市八日市緑町17-5
電話:0748-25-0600
https://www.osanko.com/
共同助産所「お産子の家」
東近江市八日市緑町17-5
電話:0748-25-0600
https://www.osanko.com/
<中日新聞より>