旬を迎えている東近江市湖東地区特産のキイチゴ「オウミ木イチゴ」を使った特別メニューを提供する「フェア」が、東近江地域の菓子店や飲食店で6月26日から始まる。
さわやかな酸味や鮮やかな色合いに定評があるものの、生産規模が伸び悩んでおり、フェアを機に知名度アップと規模拡大を目指す。
「木イチゴ」は品種開発を手掛ける「フローラトゥエンティワン」(東近江市大沢町)と宮崎大学(宮崎市)が2004年に始めた共同研究で、ラズベリーとナワシロイチゴを掛け合わせて誕生。
さわやかな酸味や鮮やかな色合いに定評があるものの、生産規模が伸び悩んでおり、フェアを機に知名度アップと規模拡大を目指す。
「木イチゴ」は品種開発を手掛ける「フローラトゥエンティワン」(東近江市大沢町)と宮崎大学(宮崎市)が2004年に始めた共同研究で、ラズベリーとナワシロイチゴを掛け合わせて誕生。
暑さに強く、病気や害虫の被害も受けにくい品種で、無農薬で露地栽培できる。
↑写真:中日新聞より
フローラ社が品種の使用許可を取り、大沢町の農業生産法人「あぐりきっず」が2008年に栽培を開始。水田だった約2000㎡の農地で、毎年350〜500kgを収穫し、滋賀県内の菓子店など6軒に卸している。
ただ、実が柔らかく収穫に人手が必要なほか、競合の輸入ラズベリーとの差別化も十分できず、生産農家は同法人のみとなっている。法人の垣谷康隆代表は「生産能力は現状で手いっぱい。育てるのは難しくないので、販路を確保して生産農家を1軒でも増やしたい」と訴える。
オウミ木イチゴ
https://shigaquo.jp/report/2903.html
フェアでは東近江市内の他、近江八幡市や豊郷町、多賀町にある5店のパティシエと協力。
キイチゴを使ったケーキやタルトといったスイーツを開発し、各店で26、27日に販売する。7月3、4日には東近江市の近江鉄道八日市駅周辺の飲食店やカフェで、アイスや肉料理のソース、お酒などに取り入れて振る舞う。
フローラ社の坂嵜潮社長は「ラズベリーやブラックベリーとは違うバランスのいい味わいで、和菓子や漬物、ワインなど加工の幅も広い。滋賀県産の果樹の品種として普及させ、地域の農業の活性化に貢献したい」と力を込める。
フェアでは東近江市内の他、近江八幡市や豊郷町、多賀町にある5店のパティシエと協力。
キイチゴを使ったケーキやタルトといったスイーツを開発し、各店で26、27日に販売する。7月3、4日には東近江市の近江鉄道八日市駅周辺の飲食店やカフェで、アイスや肉料理のソース、お酒などに取り入れて振る舞う。
フローラ社の坂嵜潮社長は「ラズベリーやブラックベリーとは違うバランスのいい味わいで、和菓子や漬物、ワインなど加工の幅も広い。滋賀県産の果樹の品種として普及させ、地域の農業の活性化に貢献したい」と力を込める。
<中日新聞より>