2024年伊予銀行杯第20回「全日本女子硬式野球選手権大会」に出場している「東近江バイオレッツ」は10月12日、2回戦で「花巻東高」と対戦し、「0対1」で惜敗し、2回戦を突破できなかった。
「東近江バイオレッツ」は今回こそと頂上を狙っていたが強敵「読売ジャイアンツ」と3回戦(準々決勝)で相まみえる前に、またまた途中で星を落とし今大会は2回戦で敗退してしまった。いくら強いと言っても高校生の「花巻東高」に敗れるようでは全国一は夢物語である。残念である。
このところ「東近江バイオレッツ」は全国大会では上位まで勝ち残れないケースが続いていた。女子硬式野球もプロ球団配下のチームの台頭が顕著で女子硬式野球チームも裾野が広がり、戦力もアップしてきていることから「東近江バイオレッツ」の戦績が相対的にダウンして来ていることが気になっていた。今回またしても最近の傾向から脱皮できていない。
「東近江バイオレッツ」はこの秋、新しく監督代行が就任している。課題が見つかり成長の余地があると言う。課題克服を図り改めて上位を狙おう。今回はその過程としたい。今回を見ても東近江バイオレッツは大敗を喫してはいない。僅差で敗れるケースが多い。これはチーム力が決して劣っている訳ではない。勝ち切る力が足りないのである。
全国一はスローガンとしては良いだろう。しかし、今後はこれまでのように頂上狙い一辺倒では難しいだろう。チームは現実を受け入れ、常に上位を張れるチーム再生が現実的な目標ではないか。今回、新監督代行就任後の全国大会であったがそう簡単に勝たせてくれなかった。今回の教訓を糧に「東近江バイオレッツ」を再生させて欲しい。
全国的にも稀有な地域密着型の女子硬式野球チーム「東近江バイオレッツ」の躍動は地域活性の意味でも大きな意義がある。頑張れ、東近江バイオレッツ! 応援している。