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”スローライフ滋賀” 

【身近な昔探訪】第63回・御代参街道(本町通り)にある「カギヤ薬局」

↑御代参街道(本町通り)の鍵屋薬局

 大正3年(1914年)創業で106年の歴史を誇る老舗調剤薬局「カギヤ(鍵屋)薬局」は今なお、御代参街道(本町通り)で健在である。
カギヤ薬局は同じ本町通りにあった大正8年(1919年)創業のキクヤ薬局よりより5年古く、御代参街道(東近江市内)で唯一、今も残る薬局となってしまった。
 因みに、御代参街道にあった同業のキクヤ薬局は移転したが市内に調剤薬局チェーンとして今も存在する。

 「カギヤ薬局」は御代参街道(中野地区)の小島伝兵衛家の老舗「ヤクデン(薬伝)薬局」とは親戚関係である。(ヤクデン薬局は現在、事実上営業していない)
小島伝兵衛一音は江戸期の心学者で代々教養人として知られていた。

【滋賀・近江の先人第81回】東近江の地元民に「石門心学」の普及に尽くした・小島伝兵衛(東近江市)
https://blog.goo.ne.jp/ntt000012/d/20200110

また、「カギヤ薬局」は太宰治と心中した「山崎富栄」と両親が終戦前一時的八日市に疎開した借家(山崎洋服店)の家主である。借家物件は現存し、カギヤ薬局前に倉庫として存在する。この物件は「山崎富栄」に関係する唯一の現存物件と言われている。

【滋賀・近江の先人第71回】太宰治と入水を供にした近江ゆかりの女人・山崎 富榮(東近江市)
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