鉄道会社、地域住民、自治体などが一体となって新たなにぎわいを生み出すイベント「近江鉄道グループにぎわいづくりDAY2023 ガチャフェス」があす10月14日(土)、近江鉄道全線沿線で催される。
同日が「鉄道の日」と定められていることに合わせ、近江鉄道が主催する。
同日が「鉄道の日」と定められていることに合わせ、近江鉄道が主催する。

↑写真:滋賀報知新聞より
おとな100円、小学生以下無料で1日乗り放題
沿線49カ所で多彩な「地域イベント」も
近江鉄道では、昨年、「鉄道の日」に合わせ「近江鉄道乗車体験」をテーマに「全線無料デイ」などのイベントを実施。1万人の利用が見込まれた中、延べ約3万8000人が利用した。一部は乗車率170%を超え、イベント後も鉄道利用者が増加したなど、大きな反響を呼んだ。
その経験も生かし、今年は「沿線をみんなで盛り上げたい」をテーマにイベントを企画。約2万人の鉄道利用者を見込んでいる。
当日は、全線おとな100円、小学生以下無料で同鉄道の電車が始発から終電まで1日乗り放題となる。
近江鉄道は全駅に駅員を配置、おとなの乗車券替わりとなるリストバンド販売などに対応する。運行車両も通常休日ダイヤより20本増便し、日中時間帯は30分間隔の特別ダイヤで運行する。
併せて、近江バス、湖国バスの各全線、八幡山ロープウェー、オーミマリン(彦根港―多景島、竹生島各航路)が小学生以下無料となる。
更に、全33駅中21駅近隣で地元住民らによるマルシェやまち歩き、ワークショップといった「地域イベント」が開催される。
今年は昨年より参加団体が3倍以上増加、49カ所で多彩な企画が予定されている。「地域イベント」の詳細は「ガチャフェス」公式WEBサイト(https://gachafes.jp/)か各駅で当日配布されるガイドブックで確認できる。
また、彦根駅彦根会場と日野駅「日野菜収穫祭むすび」会場では、Tシャツ(各サイズ2000円)、トートバッグ(1000円)、ステッカー(2枚組500円)など同イベントオリジナルグッズの販売も行う。
このほど、近江鉄道や沿線自治体職員など関係者らが滋賀県庁で記者会見を開き、イベントをPRした。近江鉄道の川村匡史管理部長は「地域住民、鉄道、沿線自治体、利用者それぞれがにぎわいを創出し、地域や公共交通の魅力を感じてもらえる一日になれば」と期待を語った。
<滋賀報知新聞より>