地域ブランドを保護する地理的表示(GI)に今年4月に指定された「滋賀」(清酒)の輸出振興を図って、大阪国税局は9日、GI「滋賀」酒蔵見学ツアーを開いた。関西領事団の17カ国から、総領事や名誉領事ら20人が参加した。
↑写真:中日新聞より
東近江市の近江商人屋敷「外村宇兵衛邸」では、日本酒の製造工程を紹介する動画を視聴。東近江市内の「喜多酒蔵」が造る4種類の日本酒を飲んで香りや辛さを比べ、途中でだし汁も口に含むことで、食事によって酒の味わいが変わることを体感した。続いて愛荘町の酒造「藤居本家」に移り、酒蔵を見学した。
外村宇兵衛邸
喜多酒造
藤居本家
GI「滋賀」には、5月時点で29種の酒が認定されている。認定を受けるには、滋賀県産米や滋賀県内の水を利用するなどの条件を満たす必要がある。
関西領事団長で在京都フランス総領事のジュール・イルマンさんは「ワインのように、日本酒にもいろいろな種類があり、味が全然違うことがよく分かった」と話した。
<中日新聞より>