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”スローライフ滋賀” 

「近江鉄道」を盛り上げようと市民グループが映画「ガチャコン!」製作

 存続に向けた協議が続く滋賀県東部の「近江鉄道」を盛り上げようと、沿線住民らが近江鉄道を舞台にした自主映画を制作する。
近江鉄道沿線の市民グループ、それに高校や大学の関係者などでつくる近江鉄道映画制作実行委員会の代表者らが6月14日発表した。

 同委員会は、東近江市内で2014年から様々な地域資源を題材とした映画づくりに取り組んでいる「あいのみ企画室」(東近江市下中野町)を事務局に、沿線で活動している桜川駅活性化プロジェクト、近江鉄道ED314保存活用プロジェクト、八日市地区まちづくり協議会、一般社団法人こうけん舎、日野町、県立日野高校、聖泉大学、カメラマン有志らで発足した。

 あらすじは、近江鉄道で通学する高校生のクミコが日野駅の高校生カフェで新メニューの開発に取り組みながら、地域住民や何かと問題の多い父親、恋愛模様が気になる担任教師、謎のマスクマンなどを巻き込みながら沿線スポットを舞台に展開していくハートフルムービーとなる。1時間程度の作品になる予定で、キャストには俳優のほか、地元住民約60人の出演も計画している。
 制作費のうち120万円を寄付で集め、9月に撮影、11月頃に近江鉄道の沿線地域で上映会を開く公開予定。

映画タイトルは「ガチャコン!」。近江鉄道は1本のレールの長さが通常より短く、走行中にレールの継ぎ目で頻繁に音がするため、この愛称が定着している。
映画制作の実行委員長を務める奥村清和さんは「近江鉄道の活性化には住民の愛着が欠かせない。この映画を『マイレール意識』を高めてもらうきっかけにしたい」と説明した。


↑近江鉄道新八日市駅

 映画は近江鉄道の日野駅(滋賀県日野町)に開設されたカフェや約100年前に建てられた新八日市駅(滋賀県東近江市)などを舞台とする。
東近江市園町出身で、東京を中心に自主映画を制作しているムラヤマ・J・サーシさんが監督と脚本を担当する。「主要キャストの5人はプロの役者だが、地元の人もエキストラとして出演して欲しい」と話した。

近江鉄道は1898年に運行を始め、120年を超える歴史を持つ。沿線の人口減少や車利用の拡大で、鉄道事業は27年連続の赤字。滋賀県や10市町が2024年に公有民営による上下分離方式への移行を目指している。

「制作実行委員会」では、120万円を目標に製作費の寄付を呼びかけている。
寄付額は個人一口2000円、事業所・団体は一口1万円から受け付ける。募集の締め切りは8月末。寄付をした人には11月頃を予定している上映会への招待と映画のエンドロールへ氏名掲載の特典がある。

寄付の問い合わせ: まちづくりネット東近江
電話番号 0748−56−1277

<日経新聞、NHK大津、滋賀報知新聞参照>
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