ひばかり日和

縫月堂さとやまの生物観察や創作などなど

春の湿地のこと(クロサンショウウオetc)

2014-11-10 | 自然(爬虫類・両生類)
こんばんは、デザフェスではありがとうございました!
今後も頑張ります!
と言うわけで、まわりはもう冬ですが、春の湿地のお話などを少し。

春4月、少し標高が高めの所だと、まだ雪が残っている場所が多数有ったりして、
まだまだ冬の装いのままです。
雪が残っているほど標高は高くないよ、という場所だと、もう色々な生物が活動して
生命の営みが活発になって来ています。


産み付けられたクロサンショウウオの卵塊。

水温は約10度です。冷たいですね~。
流れがあったり湧き水の出ているところでは概ねこのような水温で、孵化しているもは半数程度のような感じに見えます。



水たまりのような産卵場所にいた幼生。

水温は約20度程で、晴れているせいもあって水温高めのように思います。
ここに産卵されたものは、9割程度が孵化しているようでした。


アカハライモリもいます。
オタマジャクシなどを食べてしまったりすることで、よく悪者扱いされたりすることがありますが、彼らも頑張って生きています。

もっと気温が上がり初夏の頃合いが強くなってくると、モリアオガエルなども産卵に現れて更に賑やかになってくるものと思います。
来シーズンはその位の時期に訪れたい場所のひとつです。


ここからはおまけ~!

少し離れた渓流沿いの水たまりで見つけたアカガエルっぽい卵塊と孵化したオタマジャクシ。


久しぶりに見つけたヘビトンボの仲間の幼虫です。
親は更に強烈な外見で、触るのに躊躇してしまったりします。