おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

工房 石川

2007-12-02 18:24:24 | 美術館・博物館
塗り物のお店「工房 石川」で ひょうたん型の「七味入れ」を買いました。
http://www.urushi-utuwa.co.jp/
私__知りませんでした。ひょうたんは「分割」できるんですね!


(やー てっきり七味は上の小さな穴から 超小型じょうごで ちょぼちょぼ 入れるのだと思っておりましたー・・・恥)

このお店は市の「街角・博物館」にも指定されています。


ふるきよき「小田原」が感じられる佇まいが素敵。
ここは「展示」「販売」だけではなく「製造」もしているので お店の横には これから削る欅(ケヤキ)の椀や重箱の素材が積まれていました。
もうすぐお正月。お店も忙しくなるのでしょう。

生命の星・地球博物館

2007-11-26 14:54:54 | 美術館・博物館
入生田には 神奈川県立「生命の星・地球博物館」があります。
http://nh.kanagawa-museum.jp/
友人が「よかった!」というので そりゃ一度行ってみねばね、と亭主と二人で入館^^ 

いやいや 迫力のある展示は 大人にも十分楽しく 、好奇心がパッチリ目を覚ましました。
おまけに!写真撮り放題なんです!
(でも館内が暗いので私のカメラじゃぶれぶれで・・・
ぶれないようにカメラを柱にくっつけてタイマーで撮ったら 今度は「アングルがダメじゃん」なのでした)


と、私の写真はともかく
地学ってロマンがあるなあ~

小田原文学館

2007-11-16 08:05:56 | 美術館・博物館
小田原ゆかりの文士の資料を集めた「小田原文学館」へ行ってみました。
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/bungakukan.html
建物は、S12年に元宮内大臣-田中光顕が隠居用の別邸として建てたもの、だそうです。

ロータリー
入り口
南側テラス

小田原出身の文人としては__
 尾崎一雄 川崎長太郎ら (夢枕獏は新し過ぎたか見当たりませんでした^^;)
小田原に居住した文人としては__
 谷崎潤一郎 三好達治 坂口安吾 岸田国士らが 紹介されていました。

白秋については 別館の「白秋童謡館」に沢山資料がありました。
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/douyoukan.html

(そうかー マザーグースを日本で最初に翻訳したのは白秋だったんですねー)
白秋はここ小田原にいる間に 結婚し、子供を授かり・・・ 沢山童謡を書いたそうです。(震災で家が壊れるまでの8年住んだそうです)
『赤い鳥』に作品を載せた頃 というのが 丁度彼の「小田原時代」だったんですね。
小田原時代 彼は「この道」「あわて床屋」「からたちの花」「ペチカ」「砂山」など 代表作といってよい歌を沢山書いていて 「へ~」でした。


↑本館と白秋童謡館の間には 曽我から移築された尾崎一雄邸の書斎 もありました。

ちょっと余談: 
佐藤春夫の「さんまの歌」が 谷崎潤一郎との間の「妻譲渡事件」から生まれた事は知っていましたが、「小田原事件」と呼ばれていたのですね。
そうと知れば 小田原で食べる秋刀魚は特別な味がします・・・

さんま さんま・・・
さんま にがいか しょっぱいか・・・

報徳博物館+きんじろうあめ

2007-11-01 15:32:52 | 美術館・博物館
二宮尊徳を祭る「報徳神社」の南にある 「報徳博物館」に行きました。



実は私 二宮金治郎については「♪てほんーは にのみやきんじーろー」の歌詞程度の知識しかもっておりませんでした。(「よいこ」のお手本、かな、と)
彼は当時の「破綻した自治体の財政再建プランナー」だったんですね。

勤勉と倹約で自分の家を再興した彼は 才能をかわれ次第に大きな仕事を任されるようになり 藩の家老 大久保家の財政再建を成功させます。その後は 請われて他国でもその手腕を発揮、水野忠邦に幕臣にとりたてられ、日光神領の再興に取り組んだりしています。
正直な人だ。栃木S町の再建では「民の心が荒れていて、10年かかっても再建できそうにありません。」と任された仕事からの解任を申請したりしています・・・。(却下されていますが)/ 現代に置き換えても「財政破綻した地方自治体のたてなおしは 難しいですよね。しかも住民に「どうせ・・・」なんて気分が蔓延していたら・・・。又彼は身分が低く(苗字帯刀を許されていても髪の結い方が町人髷←彼は「庄屋」クラスの農民、なのですね)上に立って指揮しても ちょっと財政が改善すると武士が「もういいから給料を元に戻せ」と言ってきたり・・・。
へ~ へ~ へ~ ・・・ そしてご苦労様。でした。

チケット売り場で「きんじろうあめ」も売られていたので好奇心から一袋購入。(250円)


きんたろうあめ の きんじろうバージョンですが 個性がない喩えに使われる「金太郎飴」という言葉と違い、二つと同じ顔はありませんでした~^^
(ちなみに製造は、台東区の「金太郎飴本店」!ほぅ~でしょ?)

■ 報徳博物館 ■
200円 水曜休館

ガラスの森美術館

2007-10-29 09:04:52 | 美術館・博物館
今回この美術館に来たのは__
来しなのバスで ここで降りる人が多かったからです^^。
人気のある美術館だったのねー、と。


入り口、チケットブースの手前にあるガラスの木です。
近くで見ると無色なのに離れて見るとまるで電飾のように色んな色に輝きます。
http://jp.youtube.com/watch?v=MZDdgNReJ4Y

敷地内はあちこちにガラスのオブジェが。






庭園からは 遠く大涌谷が望めます。(正面の山__ ぽこり と盛り上がったところです)

ベネチアン・グラスのコレクション、見ごたえがありました。
スーベニア・ショップも(女には)とても楽しかった。

11月には大きなクリスマス・ツリーも飾られるとか。
夕方は点灯され美しいそうです。
い・・・行ってみたい。。。

星の王子様ミュージアム

2007-10-16 18:36:23 | 美術館・博物館
先日 すすきを見に仙石原に行った時 「仙石高原」の二つ手前のバス停にあり、
「おや こんなところにあったのね」、だった「星の王子様ミュージアム」。

今日 ふらりと行ってきました。

シャボン玉がゆれる入場口。
すでに気分はメルヘ~ン


作者が幼少期を過ごした母方の親族の城 のイメージ
(ナント サン・テグジュペリは伯爵家に生まれてたんですねえ)


かわいい看板


あちらこちらに設置されている『星の~』ゆかりのキャラクターたち

・・・ですが、決して雰囲気だけの「大人だまし」ではない、真面目で勉強になるミュージアムでした。
ミュージアムショップで原書も買いましたよ。


L'essentiel est invisible pour les yeux.
大切なことは 目には見えないんだ

ういろう

2007-10-01 10:43:45 | 美術館・博物館
一号線(旧東海道)に面して建つ お城のようなお店。
ここが 小田原の「外郎(ういろう)」 です。

http://www.uirou.co.jp/uiro.html
↑ういろうさんのHP


いやー 知りませんでした。外郎は小田原が発祥の地だったとは!
(って、名古屋の人は「名古屋が」 山口の人は「山口こそ」 って言うのでしょうが^^;)

更に。外郎は元々お薬だったんですね!(商品名としては「透頂香(とうちんこう)」 外郎はお家の苗字です)
「きくくりきくくり・・・」あの団十郎の早口口上で有名な「外郎売(ういろううり)」は、 咳と痰がひどくて舞台を降板した二代目団十郎さんが このお店のお薬の外郎で元気になり、 再び舞台に立てるようになったお礼 と舞台で外郎の宣伝をした事から始まった!のですってー。

↑今でも 外郎売の口上の通り ひらがなで「ういらう」と書かれている看板。

「ういろう」さんでは お店の東半分でお菓子の外郎を、西半分ではお薬の外郎を売ってました。
今でも「外郎売」の外郎は買うことができる!んですねえー。

お店の裏の倉は「博物館」になっていて、お店の人に声をかけると見せて頂けます。/震災で倒壊する前のお店の写真 外郎を作っていた道具や 薬の外郎(仁丹に似た小粒の丸薬) 団十郎さんの「外郎売」の隈取・・・ 面白かったです。

喫茶部で頂いた 酒饅も美味しかった。(ふかしたてを出して下さるのです。香りがとっても良かった!)


↑こちらは亭主と息子が頂いた「すずかぜ」。濃い抹茶のゼリーは甘さ控え目で 大人のデザート でしたー。

お買い物だけでなく じっくり見て味わって ちょっと外郎さんに詳しくなった この日のnumabe一家でした。