おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

ういろう

2007-10-01 10:43:45 | 美術館・博物館
一号線(旧東海道)に面して建つ お城のようなお店。
ここが 小田原の「外郎(ういろう)」 です。

http://www.uirou.co.jp/uiro.html
↑ういろうさんのHP


いやー 知りませんでした。外郎は小田原が発祥の地だったとは!
(って、名古屋の人は「名古屋が」 山口の人は「山口こそ」 って言うのでしょうが^^;)

更に。外郎は元々お薬だったんですね!(商品名としては「透頂香(とうちんこう)」 外郎はお家の苗字です)
「きくくりきくくり・・・」あの団十郎の早口口上で有名な「外郎売(ういろううり)」は、 咳と痰がひどくて舞台を降板した二代目団十郎さんが このお店のお薬の外郎で元気になり、 再び舞台に立てるようになったお礼 と舞台で外郎の宣伝をした事から始まった!のですってー。

↑今でも 外郎売の口上の通り ひらがなで「ういらう」と書かれている看板。

「ういろう」さんでは お店の東半分でお菓子の外郎を、西半分ではお薬の外郎を売ってました。
今でも「外郎売」の外郎は買うことができる!んですねえー。

お店の裏の倉は「博物館」になっていて、お店の人に声をかけると見せて頂けます。/震災で倒壊する前のお店の写真 外郎を作っていた道具や 薬の外郎(仁丹に似た小粒の丸薬) 団十郎さんの「外郎売」の隈取・・・ 面白かったです。

喫茶部で頂いた 酒饅も美味しかった。(ふかしたてを出して下さるのです。香りがとっても良かった!)


↑こちらは亭主と息子が頂いた「すずかぜ」。濃い抹茶のゼリーは甘さ控え目で 大人のデザート でしたー。

お買い物だけでなく じっくり見て味わって ちょっと外郎さんに詳しくなった この日のnumabe一家でした。