還暦コンブのひとりごと

anything goes なんでもあり。好きに生きよう!

延命を望みますか?

2012-08-17 16:18:27 | 日々思うこと
医療職ではないけど、ここ十数年でたくさんの方の
死に直面してきた私には、固く決めていることがある。

1、癌になって、既にリンパまたは肺に転移している
  場合は抗がん剤や放射線治療は一切受けない。

2、何らかの病気で意識不明となり、救急搬送されても
  挿管などの延命処置は一切行わないで欲しい。

2は実家にいる頃から、母親が常に言い続けてきたことで
(長年の高血圧によるリスクを良く知っているため)
私もそれに準ずるつもりで、娘や夫に話してきた。

ところが― だ。
今回初めて知らされた事実があり愕然としている。

まず、誰かが救急車を呼んだ時点で救命(延命)希望の
意思表示となり、呼吸がなければ家族に確認が取れなくても
気道確保(挿管)するのが医者の使命であるということ。
もともと、何らかの病気やケガで入院中に急変した場合でも
緊急時は同じである。

一度挿管されてしまうと、人工呼吸器を止めるのはDrでも
殺人行為となってしまうため、本人が回復する以外故意に
外すことはできないということ。

つまり、そこに生前からの自分の意思は全く反映されないのだ。

ちょっと待って!!
それじゃあ、どうしたらいいの?

究極には、
病院に行く(治療を希望する)= 延命を希望すること
となるらしい。
だからって、家で見殺しにしてもらったとしても
検死となり家族に多大な迷惑をかけることになる。

難しい問題だ。
医療の進歩は有り難いけど、結局良いとこ取りは出来ない
ってことなのだ。。


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして (カール)
2012-08-18 15:12:53
家の父5月に他界しました 父の入院中
延命について医師から選択をせまられた時
どうしたら良いのか解らず
ネットで調べ倒しました  結局しない事に…

母も癌を抱えていますが 延命はいらないと言います
意思があっても駄目な場合がある事をこのブログでしりました

その内終末期医療について自分のブログで書きたいと思っています
思い出すと涙が出てまだ書けないのですが…

どうにかやっと元気になった所です 

本音で書いてるブログですね
またゆっくり読みにきます
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しません (はなこ)
2012-08-18 22:46:23
カールさん
 はじめまして

姑と同室に、同級生のお母様が入院されてきました。
脳の病気のOP後、要介護4で男性世帯で
自宅介護を3ヶ月されて来たそうです。

同級生の彼曰く
「こんなことなら、神に任せておけばよかった」
次の日
同じ様な言葉が、お父様からも
「治療が、いつの間にか延命になっている」
心の迷いが見える言葉ですよね

自宅介護で、自然に見取った方がいいのかな?
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カールさま (コンブ)
2012-08-19 00:27:08
はじめまして。
訪ねてくださりありがとうございます。

お父様のこと、辛かったでしょうね。
延命はしてもしなくても
「これでよかったのだ」と
割り切れるものではないですものね。

短時間で結論を迫られる家族は
本人が延命を望んでいなかったからとは
言っても、可能性がゼロでない限り
それにすがってしまいたくなる気持ちも
分かるような気がします。

最終的に悩んで出した答えはきっと
それが一番良かったからなのだと
思います。

一日も早く癒されますように・・・

また遊びに来てくださいね。
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はなこさんへ (コンブ)
2012-08-19 00:49:34
こんばんは

義母の急変後、私たちが駆けつけた時には
既に挿管され呼吸器に繋がれていました。

そこに担当のDrが来て、「延命はされますか?」
と聞かれました。
義母の長男が、「母はこれまでも痛みに苦しんで
きたので、延命はしないでください」と・・・
「分かりました」 とDrの一言。

ただ、それからも血圧が下がれば昇圧剤を・・・
数々の抗生剤投与と高カロリー栄養の投与が
続きました。 とても積極的な治療でした。

Drの言う「延命」の意味とは?
ふと考えたときに、心臓が止まってしまったら
蘇生はしない・・・そういう意味なのかと。

はなこさんのご友人の言葉は
色んなことを考えさせられますね。




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この場をお借りして (カール)
2012-08-21 19:28:51
はなこさま はじめまして

生きていて欲しい気持ちと苦しんで欲しくない気持ち

複雑ですよね 

要介護の度合いにもよると思うのですが

重ければ本人も周りもとても大変なんじゃないかと思います
病院で傍で付き添ってただ体を摩って声かけるだけでしたが母の疲れは大変なものでした

お声かけして頂いてありがとうございました
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