去年の1月19日のブログに 歌会始めを見て感動し 私も短歌を書きたいなど『たわけた こと』を書いてしまいました。
夫から『まずは 新聞への投稿だな』と言われましたが実行できませんでした。
それでも 時折 思いつくままにメモ機能に書き綴っていました。和にこだわるあまり 不自然で真実味がありません。『平和』とか『和む』では 面白味がありません。
今年の歌会始めの一般応募は去年より多い 1万5千人以上で、その中から10首が選ばれています。
今年の歌会始めのお題は『和』でした。
私が『和』で思い付くのは『平和』や『和む』しか思い付きません。単純です。
しかし 一般から選ばれた方々の『和』の意味解釈が違います。ひとつとして ダブりがありません。私の平凡さ、思慮の狭さが恥ずかしいです。
和の漢字があれば それでいいことを知りました。
入選者10人の『和』は
和紙
大和
昭和
和菓子屋
和だんす
和音
違和感
和服
平和像
付和雷同
一番心に響いたのは
●和菓子屋を なりはひとして五十年
寒紅梅に蕊(しべ)をさす朝
です。
寒紅梅を庭の花かと思ってしまう私ですが、実は旦那さんが作った 梅の形の和菓子に 奥さんが飾りを添えるという句です。
和菓子屋さんを五十年はすごい、しかも まだ続けています。うちは たった三十七年で閉店です(創業からは七十年ですが)
他にも
●見逃した小さな小さな違和感の
粒で自分が作られていく
●目を瞑り 一分間を祈るとき
皆が小さき平和像なり
●『それいいね』付和雷同の私でも
この恋だけは 自己主張する
最後の若い人の句は俵 万智さんの『サラダ記念日』を思い出します。
夫が言いました。
『来年の お題は 夢だぞ』と。