コツコツ歩き隊!

お花で一休み(173) 平安時代から食されてきた 植物

美しい花の観賞はウォーキングの楽しみ。
花の名前を覚えるというのも立派なウォーキング・テーマであります。
街ならではの花もあり、面白い発見があったりします。


とにかく方向音痴であります。

Google マップを見ながら歩いていたのに、油断して、きっとここが「あいの里公園」へ行く道に違いない、と思い込み、マップから目を離して歩いたら、「あいの里公園」に行っておりました。(涙)

初めて訪れる街では、こういうことがよく起こります。
しかし、そのお陰で、こちらの植物に出会いました。



花は「ヤツデ」(ウコギ科ヤツデ属)によく似ていますが、葉の形が全然違います。



これは何だろう。
ぜひ、花の名を知りたいと思って、撮影しました。



「ウド」であります。
「ウド」って、あの山菜の「ウド」でしょう?
スーパーの野菜売り場でしか見かけたことのない野菜。
こういう花と葉なのですね。

ウゴキ科タラノキ属、多年。 
「ヤツデ」と同じ科なのですね。
日本原産であります。
平安時代から食されてきた植物故、うんちくが色々あります。

① 「ウド」の名の由来は、古い書物によれば、葉が生育すると中空になることから「宇登呂(うどろ)」と呼ばれ、それが略されて「うど」となったという説。

②漢字では「独活」と書くが、この由来については分からない。
③中国の植物名は「土当帰(どとうき)」と言う。
④大きくなると 2 m ほどになる。地上部は特有の良い香りがある。

⑤野菜として出荷されているウドは、東京都が全国最大の生産地である。
 東京産のウドは、地下の室に株を入れてもやしのように軟白栽培したものである。

⑥ウドの軟化栽培は、江戸時代に始まった。
⑦中国では、漢方や薬膳で珍重されている。
⑧アイヌでは「チマ・キナ」(かさぶたの草)と呼び、根を打ち身の湿布薬として用いていた。

⑨ことわざの「ウドの大木」は、茎が太く育った頃には食用にもならず、また茎が柔らかすぎて木材にも適さないということから転じて、「図体はでかいが、中身が伴わず役に立たない」という意味である。ただし、「ウド」は樹木ではなく、の一種である。

実を言うと、「ウド」をあまり食べたことがありません。
もし、スーパーで見かけたら、料理にチャレンジしてみようかな、と思います。
「ウド」の花との出会いは、私にとっては強烈で、楽しいものでした。
道を間違えたのに、あまり損をした気分にならなかったのは、この大きくなった「ウド」のお陰なのでありました。


<参考資料>
  • ウィキペディア「ウド」

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