宮城県亘理町逢隈エリアの散策レポート(2017年5月9日実施) 前編
クリムゾンクローバー
今年の4月に亘理町の亘理エリアを散策しました。
その時、亘理町の観光サイト「ぶらっとわたり」に大変お世話になりました。
こちらのサイトは現地で得られる観光マップが手元になくても、散策計画がきちんと作れるくらい、
豊富な情報を提供しています。
その情報の中には亘理の自然を紹介するコーナーもありまして、
「おおくま花畑」の「クリムゾンクローバー」が出ていました。
「クリムゾンクローバー」。
そんなクローバーがあるのですね。
それはぜひ、見てみたいと思い、逢隈エリアの散策を行うこととしました。
ウォーキング開始!
1.逢隈駅
仙台からJR常磐線で行くこと約25分で、「逢隈」駅に到着します。
こちらのホーム、素敵なトンネルの風景を眺めることができます。
なんかいい感じ。
逢隈駅は無人駅ですが、きれいに整備されていて利用しやすいです。
最初の目的地は「三十三間堂官衙遺跡」であるため、線路を渡って駅の西側に向かいます。
2.三十三間堂官衙遺跡
三十三間堂官衙遺跡(さんじゅうさんげんどうかんがいせき)は椿山の丘陵部に広がる平安時代前半の遺跡です。
駅のホームからも見える所に三十三間堂官衙遺跡の看板がありますが、見るべき遺跡はこちらではありません。
目の前の坂をずっと上って…
説明板のある所まで来ます。
遺跡は南北に分かれており、まずは北エリアに向かいます。
いずれは史跡公園として整備されるとのこと。きっと良い公園となるでしょう。
ちなみに官衙とは郡役所のことだそうです。
説明板のある所が北エリアの遺跡、実務官衙域で郡庁院などがあったそうです。
現在は草が生えていますが、こんな感じのものが発掘されました。
続いて米を収める倉庫があった南エリアへ。
古代東北の政治機構を知る上で重要であることから、国史跡に指定されている三十三間堂官衙遺跡には、
亘理町の民話として左甚五郎伝説が残っています。
この地に来て一夜にして建てる、と工事にとりかかったが左甚五郎でありますが、
天邪鬼が、一番鳥の鳴く前に鶏鳴をまねて鳴いたので、礎石を置いただけで工事は止めたというものです。
左甚五郎と言えば、日光東照宮の「眠り猫」で有名な彫刻職人ですが、色々な言い伝えのある人物のようです。
ご興味のある方はウィキペディア「左甚五郎」をご覧ください。
なお、亘理町の左甚五郎のお話は悠里館のミニシアターでも知ることができます。
ところで、こちらの遺跡、イノシシがよく出没するようです。(汗)
お気をつけ下さい。
お土産・いちごだワ・イン「夢みる乙女」
イチゴが特産の亘理町。
こちらにはイチゴを使った食品が数多くあります。「夢みる乙女」もその1つ。
アルコール分5%のイチゴワインです。
イチゴジャムの香りがする甘いワイン。食前酒やデザートワインにうってつけ。
おいしいので思わずグビグビいってしまいます。(笑)
逢隈エリアだと、「(有)おおほり」さんと「おおくまふれあいセンター」で手に入ります。
箱入りで1,200円。(箱入りじゃないともうちょっと安い。)
散策マップ
このエリアは飲食店やコンビニがあまりありませんので、
レジャーシートやおやつ、水筒などを用意して行かれると良いと思います。
田沢磨崖仏方面はお手洗いがありませんので、ご注意ください。
また、砂利道を歩くことが多いので、スニーカーや運動靴等でお出かけください。
参考資料
- 亘理町文化財マップ
- 三十三間堂官衙遺跡の説明板
- ウィキペディア「三十三間堂官衙遺跡」
つづく