“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

12/07/29『樽前山(シシャモナイルート)』

2012-07-29 | 1道央の山

7月29日(日)、早いもので7月も最終週となりました。

ロンドン・オリンピックで盛り上がる世間をよそに、この日も道央の山『樽前山(1,041m)

シシャモナイ・コースに登ってきました。


溶岩ドームを背に

 

 

昨日に引き続き、予定外の登山報告をすることになったのは、Toshiの20年来の友人

“橋本憲治”が夏休みを取って鳥取から北海道入りし、最終日のスケジュールを「是非“登山

にして欲しい」とリクエストがあったからです。

 

当初は脚の不調から、周辺の“散策”だけで終わる予定が結局「樽前山」のほぼ頂上まで

登り切ることになりました。

「樽前山」のヒュッテコースに比べて長いシシャモナイコースは、そう簡単ではありません。

何度来ても美しい天然の苔玉(雨が少ないので元気は今一つ)

 

ポン友橋本憲治(49歳)、通称:ハシムのご紹介


出逢ったのは、鹿児島、天文館の夜、、、話せば長いので割愛

若いころから酷使し続けたた膝の状態が近年悪化して、1年に一度来れるか来れない

かの北海道旅行計画の中に入れていた“十勝連峰から大雪山系縦走計画”を道半ば

で挫折せねばならなかった悔しさがにじみ出る49歳

大学を卒業後、単身北海道を訪れ、北海道内で就職、転職を繰り返す。

その時に得た友人や同僚多数。

“試される大地”北海道で自分を試した経験に未練を残しながらも、その有り余る才能を

生まれ故郷鳥取に持ち帰った博学才穎の男です。 (自他ともに認める無類の北海道好き!)


 

膝の状態がさらに悪くなれば「登山などとても無理です」という医者の見立を・・

僕のアドバイスのスクワット・トレーニング(敏シコトレーニング)を続けた成果?(笑)かどう

かわかりませんが、この日、見違える脚力を発揮し、写真の溶岩ドームまで登りきることが

できました。

よくやった

  

さて、予定外の登山なので・・、

お互い装備はトレッキングシューズと登山靴だけです。

その他、

  • ザックはハシム持参のチビッ子用ザック15リットル
  • その他、水とおにぎりはコンビニで、
  • 何は無くとも報告用カメラだけはある

後は体力次第・・・

結局Toshiの登山報告にこうして立派に1ページを刻むことができました

(ハシム殿、これでどうよ

 

■9:30 シシャモナイコース登山口

 

しばらくは苔や地衣類がいっぱいの森林を抜けていきます。

膝サポーター&特製の杖で元気いっぱい

 

そして、現在は立入止になっている“苔の〇〇”の途中を抜けるルートです。

立入止といっても、こちらは観光・物見遊山ではなく、一応れっきとした登山コース

としての立ち入りなので、ご容赦いただきたい

苔を採取して持って帰って来るような子供のようなことはしません。

 

ハシム、やる気の図(膝の調子の良さに自信を付けた模様)

 

この日も26℃は超えていようかという登山道も洞窟や森林内は冷え冷えとして涼しい

のだけれど、そこを抜けると先は直射日光が避けられません

夏の厳しい陽射しが照りつけますが、意外にも風が吹き抜ける爽やかな5合目付近から

徐々に樽前山の溶岩ドームが見えてきました。

 

季節ごとに趣を変える通称“日本庭園”

日照り続きで乾いた苔は、やはり少し雨で湿らせてあげたいですね。

 

登山口から2時間30分を経過し、もう頂上はすぐそこに迫っています。

起伏のない、ひたすらの登りももう距離はそれほどありません

 

中央の溶岩ドームの上にも、あなたと私の“坂の上の雲

 

ハシム頑張れ!高みはもう少しだ

■11:45 樽前山 溶岩ドーム中腹まで到達

 

題して風雪に耐える“松とドーム”(ひねりなし)

 

頂上の外輪山の様子

もう50歳のおっさんが童心に帰る図もご一緒に

 

 北方に見える支笏湖外輪の代表峰『風不死岳-ふっぷしだけ-(1,103m)』のみ、きちん

とご紹介をしておきましょう。

まず、手前に見える「963ピーク」の稜線が美しい(このピーク、とても1,000mに満たない

ピークとは思えません)

風不死岳の北側の雄姿は、最終項に・・・

「風不死岳」はその「963ピーク」の後方中央で、「恵庭岳」はさらにその後ろ
  (風不死岳に隠れて望めない)

■12:30 下山開始

 

膝の状態を見極めて、東峰、西峰の頂上をそれぞれ踏むのは止めにしました。

この先、慎重に下山をしていきます。

下りでもまたまた収めてしまう“日本庭園” ~名残が尽きません~

 

帰路、「苔の〇〇」のクライマックス 

 

そして、

ハシム北海道ツアーの最終章(途中のボケ顔は登山者の顔ではない)

■14:40 下山 お疲れ様!

 

わが友、ハシム@鳥取日本海殿

人生、山有り、谷有り、青山あり

登って行く坂の上の青い天に、この日一朶の白い雲が輝いているのを君は

見たか?

これからも、それのみを見つめて人生の坂を昇っていこうではないか

また来い北海道に

 

 支笏湖を挟んで望む・・・左が樽前山、右が風不死岳

 

2012年7月に登った山

 

 


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