“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

23/06/23『三国山』

2023-06-23 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

夏至の候、皆さん如何お過ごしでしょうか?

平素から“こだわり”のあるものは四方山話のカテゴリーでお伝えしておりますが、

その1つ北海道分水嶺の山「三国山(1,541m)」に登って来ました

 

車で行けて「北海道で一番奥深いところ」という表現にピッタリの三国トンネル手前駐車場からのスタート

 

ヨーロッパアルプスにいるような背景にある山は表大雪の「緑岳(2,019m)」と「白雲岳(2,229m」です

 

北海道にある分水嶺、そこに全国で唯一「分水点」と表現される地点がある。

この日もKasaneちゃんに熱く語ったロマンのお話は、こちら⇒分水嶺シリーズ

詳しく取り上げておりますので、お暇な時に覗いてみてください。

 

長いトンネルの入口がすでに標高1,146mあります。(中山峠でも835m)

 

暇なとき・・とは書きましたが、分水嶺を知って山に登るのと、

分水嶺を知らずに山のブログなどを覗くのでは、天と地ほど、いや峰と谷ほど

楽しさに違いがあります

 

三国山はスタートから尾根ではなく谷を歩く行程

 

短い行程だけど、この谷筋歩きが楽しい

 

気温冷涼にして、沢水の音がまた爽やかです

 

分水嶺を考える上でのロマンの1つ、それはいつしか訪れる“源頭”です

 

沢が枯れた先の峰の雨水も必ず地下を通って再びその沢に染み出てくるのです

 

まず辿り着いた稜線上(1,467m)で名刺を頂きました(クマネシリ岳さんありがとう!)

 

そこから分水点までの距離は300m、わくわくします

 

ということで、予報に反して素晴らしい登山日和のなか

念願の「北海道大分水点」にとうちゃこしました

 

石碑が立派です

 

写真バチバチ(左が表大雪、右が北大雪です)

 

左端の石狩岳(東大雪)から右端黒岳(表大雪)までの遠望

 

明日登る予定の「ニペソツ山(2,013m)」の雄姿は格別です

 

はい、

ここが三国山の頂上ではありません。

三国山はこの先400mほど東に歩くあの山です

 

コルの途中から、ちょっと広げ過ぎのパノラマ写真は、

左のクマネシリ岳から中央に東大雪山系を貫く273号線、そして右にウペペサンケ山とニペソツ山

 

糠平温泉まで伸びる国道273号線の白樺並木は全国一美しい

 

東大雪の秀峰に背中を押されながら・・

 

短い稜線歩きもここまでです

 

ちょっとショボい標識だけど、ここが三国を分ける「三国山(1,541m)」頂上

 

一度は・・と思ったけど残雪期にもう一度登りたい

 

素晴らしい表大雪山の眺め

 

ウペペサンケ山もアップでね

 

下山後、駐車場で餌をねだるキツネが離れませんでした。(観光者の餌やりによるものでしょう)

 

最後に、本日も一緒に随行したオニヤンマ君をオマケに

 

数か月前から有給取得した週末金曜日の予報が生憎で、

半分は諦めていたこの日の山行も、お陰様で天気が上向いて上出来の一日でした。

今日はこれからMotoさんと幌加温泉「鹿ノ谷」で一泊です。

 

果たして明日登る予定のニペソツ山の予報は✖なので、

代替えで何かアトラクション考えないと・・

 

鹿ノ谷の温泉は最高カンパーイ

 

23/06/23『三国山』

 


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2 コメント

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Unknown (Tak)
2023-06-25 21:30:35
分水点なんですね、三方に水を分つこの場所は!日本でもここだけだとか。北海道のヘソ、ですね!
返信する
大も付きます! (Toshi)
2023-06-26 19:07:30
Takさん

三国山の頂上には三角点がありました。
一方、300m手前の稜線上に北海道大分水点なるものがあることを知って標柱まで設置することになった
のはずいぶん新しい時代になってからのようです。
僕にとっては三角点よりもその分水嶺、水を分かつその嶺、その点が重要なのであってそのロマンは語り
尽くせないものがございます。
はい、「大」が付くぐらいこだわりたいところです
返信する

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