“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

14/08/09『オプタテシケ山~美瑛岳・美瑛富士』

2014-08-09 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

ごきげんよう


  夏山シーズンまっただ中の8月第2週の土曜日は十勝連峰の

2千m峰、「オプタテシケ山(2,012m)」から「美瑛岳(2,052m)

そして、「美瑛富士(1,887m)」を日帰り縦走してきました

 

ガスが多くトムラウシまでは望めないオプタテ頂上にて...

 

富良野から上富良野、そして美瑛という市や町の名前は今や

全国的な観光名所として有名で、この日も帰りの“青い池”の駐車場

手前の白樺街道は「れ」や「わ」のナンバーの車で大渋滞

 

十勝連峰には富良野岳、上富良野岳、美瑛岳と南から北、または西から

東に連なる町の名前通り、山(岳)の名前が付けられていて、それぞれが

個性ある山容で主峰の十勝岳を盛り立てています。

中富良野岳と南富良野岳いうのが無いのは、両町民にとってはちょっと

残念かもしれませんね

 

さて、

前置きが長くなりましたが本日の主役は日本百名山に入ってもおかしく

ないはず(Toshiは思う)の山で、7月“爽やか登山の会”で登ることが

できなかった「オプタテシケ山」がメインです。

メンバー4人になったつもりで“こぴっと”リベンジしてきます

 

■7:20 美瑛富士 登山口

登り開始時刻の登山口の様子、車両は先客4台と以外に少ない・・・

 

出発時点、山麓の天気はまずまずですが、

山の中腹から上空かけてガスがかかり、回復のほどがどうなんだか・・・

しかし昨年の秋、同山域では絶好のロケーションを楽しめているので、

ただでさえガスのかかりやすいこの夏山であまり多くは期待していません。

(昨年10月5日の山行はこちら)

 

それほど高くない石垣山の上にも・・・

 

いずれにしても、

北海道内で「晴れ」の確率が一番高い山域として札幌から態々走って

きていることは間違いありませんよ

できることなら晴れてくれぇぇ~と願いながら、

 

ガスが抜けだしたかな?

 

あ~

単独行のときはどうしても急いでしまいます

というのが、やはりオプタテシケ山までは昨年の登り時間を意識しないでは

おれません。

 

曇が多いので写真をあまり撮っていないせいか、避難小屋までは昨年より

早いようです

 

■9:00 美瑛富士避難小屋

 

ということで、

タイムスケジュールをオプタテまで3時間を切るスイッチが入って

しまいました

 

なので

暑い

 

■9:35 ベベツ岳(1,861m)通過

 

あくせくと登りながらでもベベツ岳の良いところをこぴっとイメージ

しながら歩いていますよ

昨年の秋にはそれほど感じなかったことだけれど、ベベツ岳周辺の

お花畑はこりゃあすごいです

もう見ごろは過ぎてしまっていますが、枯れたチングルマの群落の

密集度が違います。

(誰ですか?不遇の山と言ったのは)

ですから次回登るときは春、それも残雪期にこなければいけません。

 

ベベツ岳からオプタテへの登り返しは・・・

ここから先、ずいぶんと息が上がりましたが、

相変わらずガスが抜けきらないため気温がそれほど高くないせい

でしょう、

 

2時間50分でオプタテと~ちゃこです。

 

■10:10 オプタテシケ山 頂上

 

北東、トムラウシ山方面も残念ながら・・・

 

頂上には、

朝4時から登り始め、ここでトムラウシ側の雲が抜けるのを辛抱強く

待っている登山客の方がいらっしゃいました

山麓の予報だけだと午後の方が晴れる確率が高いだけに、

待てば海(山)路の日和あり・・・

となることを祈念します

Toshiは、おにぎり2個を早々にたらげて

一路、美瑛岳に

折り返しの風景

 

視界がそう開くことのなかった途中の写真もほどほどに、

アップ

ベベツ岳を越え、石垣山を抜け、美瑛富士小屋の交差地点を

過ぎ、かすかに仰ぎみる

 

美瑛岳はもうすぐそこです。


美瑛岳東斜面は独特の山肌 、 

各ルートから様々、トラバースして美瑛岳山頂に登山客が向かっている

姿が見て取れます。 

 

■12:45 美瑛岳 頂上(標柱が新しい)

 

オプタテで撮っていただいた画像もそうですが、Toshiが三脚で撮る

画像とアングルが違うのでなかなかにうれしい

本日2座目の2千m峰です。

 

顔を出しそうで出してくれない十勝岳(画像⇒)

 

はいっ、

先は長いです

 

今度は、美瑛岳~美瑛富士の登り返しが待っていますよ

 

 

美瑛岳と美瑛富士はその趣がまったく異なります。

縦走路の交錯地点を過ぎると荒々しい美瑛岳岩塊から美瑛富士

特有の赤い砂礫帯に変わります。

この登り返しは、斜度から言っても美瑛岳よりは多少

■13:30 美瑛富士 頂上

おかげさまで、本日3座目の頂上です

 

オプタテ方面は望めても石垣山あたりまで...

 

この美瑛富士にきてこの日唯一誰も居ない頂上でラーメンをすする

ことにしました。

三脚を出したのもこの場だけ・・・

一人だとこのように、

標柱にすりすりしても構わない

そうこうしているうちに学生団体さんが到着してきたため、それほど

長いせず下山

 

■13:55 下山

 

と、その前に美瑛富士の頂上から北西300m先にケルンが積み上げられた

肩ともいうべきピークがあることがわかりました。

ここまでは踏み跡があって、晴れていれば美瑛岳を望むスポットとして、

美瑛富士頂上とはちょっと違う趣があるかも・・・と思いました。

 

ちょうど顔を出した美瑛岳(美瑛富士の肩で)

 

■15:25 美瑛富士登山口

 

以上、

全行程、総距離25km、8時間05分頑張りました

 

山麓は晴れていても夏山の天気は気まぐれです。

雲は多かったけれど、十勝連峰登山としては上出来でしょう


白金温泉からのオプタテ方面(15:45)

 

最後に、帰る途中の連峰の様子をいつものように千望峠から、

右端、富良野岳は割といつも雲が抜けている・・・

 

「花子とアン」よろしくね

ごきげんよう

 

 

 


コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『花子とアン!』 | トップ | 14/08/16『南暑寒岳』 »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
so fast! (hiromi)
2014-08-10 21:02:20
すごい健脚と心肺機能ですね~さすがです
敏さんが行くと、曇っていても、ガスが抜けますね
美瑛岳の赤の砂礫美しいですね~
1839の画像が待ち遠しいです
敏さんのオレンジのシャツよくお似合いです。写真映えもgood and cool
返信する
>so fast! (Toshi)
2014-08-11 06:04:50
hiromiちゃん

日高の山はやはり天候のよいときに・・・と、時期を観ていますよ。
休みと天気がやはり合わないと、なかなかウエルカムしてくれないよね。

hiromiちゃんも短パン姿が板についてきましたが、ダニに喰われないか
とちょっと心配です。

この時期に年間100回登頂すごい
おめでとう



返信する
羨ましい (Tak)
2014-08-11 07:03:22
晴れ男復活ですね。日曜日ではなく、土曜日に行けたところが憎いです。こちらはまさかの直撃でした。
返信する
Re:羨ましい (Toshi)
2014-08-11 22:08:41
Takさん

嵐を呼ぶ男お疲れ様です!
って、Takさんが居るところ波風が立つような言い方は行けませんね♪
失礼しました。

ただ北海道での一人旅では呑気、お気楽に行きたい山域に行こうと思えば行ける状況というだけで、そういうことでは誰でも週末晴れ男です!

引率ご苦労様でした。
返信する

コメントを投稿

3東・北大雪、十勝連峰の山」カテゴリの最新記事