ごきげんよう....
例年6月の恒例行事にしている「夕張岳(1,667m)」の金山ルート登山、
今年の天気は雨・曇りです。
予報が雨でも山に登るのですか?
と、よく聞かれますが、
これは1年に1度“訳あって”の雨の中登山なのです
終日カッパのお世話になりました@6月第2週土曜日(小夕張岳にて)
“1年に1度”を何年ぐらい続けているでしょうか?
恒例となった山菜クラブの面々と今年も6月にこの金山ルートを訪れる
ことになりました。
しかし、この日雨は止まず予想通り視界も効かない、
登山だけなら誠につまらない行程が延々と続く一日だったわけですが、
さて結果はどうだったでしょうか
~
札幌をそれぞれ早朝出発して金山郵便局6:00の待ち合わせです
■6:40 登山口
はいっ
今回、F山(社)の山菜クラブの恒例行事に1名飛び入り参加していただい
たのは今年札幌岳春山でもご一緒したAotaさんです。
視界の効かない登山道をただひたすら登るだけの画像は、こうして書き込ん
でいても何をどう伝えればよいのか困ってしまいますね
~
気温は朝の時点で6度程度と低く、昼近くなって10度を超えましたが、登るには
丁度良いものの一度止まると冷気が漂う登山道です。
昨年、雪渓が覆っていた斜面のほとんどに今年は雪がほとんどなく、
毎年ここだけは雪が残るという地点に僅か春山の面影を残し、晴れていれば
むせ返るほど草の香りがするこのルート、
その登山道は美しく、そこだけは大夕張ルートに劣りません
~
■9:05 小夕張岳
山菜公社の方とここでお別れ、小夕張岳(1,234m)登頂です
よく見るとすでに収穫物を手にしている輩がいますね。
あまり深く分け入り過ぎて滑落しないようお気を付け下さい....
~
さて、ここからが本格登山の報告です
小夕張岳は夕張岳(1,667m)の五合目通過地点なので、ここから先は
Aotaさんと二人、まだ4km弱の距離を進んでいきます
~
それにしても、
Aotaさんはこのルート初めてなので、せめて夕張岳の頂上の姿でもこの
段階で望めれば気分も違ってくるというものですが、
6、7合目~8合目・・・
相変わらず眺望はありません
~
やれやれ
頂上まであと少し....大夕張ルートとの合流地点までの手前500mほどの
長いトラバース、6月中旬にしてはやはり今年の雪は少ないです。
おそらく、
この長雨と6月初週の30度を超える高温で雪はあっという間に融けて
しまったのだと思います
~
頂上直下のお社にて(鉄の鳥居が何故曲がるの?)
頂上がすぐそこなのに、その姿が霞んでいます。
Aotaさんにとっては始めての夕張岳でこの天気、案内しておいて何ですが、
これも登山でありますよ
■11:55 頂上
やっとこさ頂上に立ちました。
昨年(2013年)同時期はずいぶんと天気に恵まれたのに・・・
風が強く三脚が立てられない頂上はAotaさんお一人で....
「夕張岳山頂」の標柱、風雪に負け、折れて倒れていたものを自力で立てました
~
四周他にお見せできる画像がありません。
残念だぁ~
~
と、
多少風が弱い社の横辺りで食事を摂り下山。
(二人とも箸を忘れてこの日も木の枝でラーメンをすする:格別)
■12:40 下山
下りも同じ景色の連続です...
晴れていれば北に芦別岳を中心とした夕張山地の秀峰が勢揃いし、
明日から山開きとなる残雪の十勝連峰も望める景色を楽しむことは残念
ながら最後までできませんでした
~
■15:00 小夕張岳(再)
Aotaさん、このロングコース、それも小夕張岳を挟んだアップダウンに難儀
して下りのペースが落ちました。
~
下り斜面を後ろ向きで降りる....そうとう足に疲労が来ましたね
ご苦労様です。
■16:40 登山口
下山後、登山記帳を覗くと山菜クラブの面々は昼過ぎには戻って
匂いをプンプンさせた袋を沢山車に詰め込んで帰った模様です。
これまた、
ご苦労様です
眺めの良い画像を一枚もお見せできませんでしたが、下りの途中で
観たかわいい雛の写真をアップしましょうね
母鳥が1羽子育てしている横を我々が通り過ぎると、お腹の下に6羽ぐらい
抱えていたのでしょう。
驚いて..素早く逃げる雛と、その場にうずくまってしまう雛、
親は無責任にどこかへ離れていってしまいました
雀ではありません。生まれたて〇〇?の雛鳥
めんこいなぁ~
それではまた来年
御機嫌よう
どうもToshiはまだまだやんちゃでこわい。
金山ルートの登山道はいつ見ても美しいな。
さすがアミーゴさんは登り降りの時間で体力の状態が凡そわかるわけです。
Aotaさん、その通り下りはしんどい思いをして、もしかすると山への情熱はどこかに飛んで
しまうかもしれません。
しかし、山行の間、俗世間のわずらわしい考え事の入り込む隙間はゼロになったはず、
だからなんだ・・というお話ですが、
その感覚が良いのかどうかは人それぞれですから、
今後のAotaさんの気持ち次第ということですね。
いずれにしても視界の効かないこの登山は非日常であり、これより悪い夏山登山環境は
ほぼ経験できないので、これからは薔薇色ですね
敏さん、箸に適した枝を選ぶプロになる勢い
ひな鳥をよく見つけましたね
かわいいですね。エゾライチョウとかでないし~~・・?
親はいずこへ?
金山コース、晴れていれば芦別岳付近の山々が
見えて、またメジャールートとは違う味わいがありますよね~。私もまた行ってみようと思います!
雛鳥のこの迷彩色すごいよね
親鳥が逃げていかなかったらそこに鳥が居るなんて気が付かないっしょ
このうちの何羽かは自然淘汰されてしまうんだろうけれど、
親から離れていったって全員力強くこぴっと生きて行って欲しいなあ~
そうだぁ
あれはまぎれもなくエゾライチョウでしょうね。
な~んてエゾライチョウは知らないけれど、雷鳥なら知っている
あのずんぐりした親鳥の姿はおそらくライチョウだわぁ、だって飛ばなかったもん
本当にめんこいもんだ