ごきげんよう
9月も中旬を過ぎて、紅葉前線が縦断していく中、十勝連峰の
最南端の山「富良野岳(1,912m)」を富良野は麓郷側の原始が原
から登ってきました
下山時にようやく頂上までが表れた富良野岳(南斜面)
今日は、Aotaさんと二人登山です。
札幌を5:00に出発し、およそ2時間半で登山口までやって
きました。
予報は午後まで雲が残る・・・という山域
その予報は的中です
■7:40 原始が原登山口
駐車場に車はゼロ、出発時は我々だけの登山口
登り始め、標高730mの地点はガスに覆われて、
晴れる/曇る、は5分5分の予想
~
“広原の滝”に差し掛かった頃には、あたりは明るくなってきて
陽光が差し込むようなになってきました
と、
ここまでが視界の効かない登山道...
雨が降り続いたせいか原始が原の入口付近、この時期に
しては水たまりが多いです。
そして、
■8:40 原始が原(標高1,050m)
登山口から約1時間で原始が原に到着しました。
湿原に生える草の様子がこの時期特有の色に変わっていて
美しい。
これも紅葉の“効用”っなんちゃって
いつ来てもエゾアカ松の木立が美しい・・・
同じ高地にある湿原でも、前回Aotaさんと歩いた雨竜沼湿原とは、
趣がまったく違いますね。
抜けそうで抜けない富良野岳にかかる雲、
“坂の上の雲”、、よいのはこういう雲じゃあないんだよなぁ~
原始の原、森を抜け、富良野岳の山裾に入り、斜度が上がって
くる地点に近づくと、ここでも紅葉を楽しむことができます。
標高は1,300m、大雪、十勝連峰の中では遅くやってきた紅葉
なので見ごろはあと一週間先といった感じです。
振り向くと前富良野岳(1,625m)の麓にこの山域らしい景色が・・・
(どこに羆が見えてもおかしくはない風景)
標高を稼ぐ最後の登り斜面(標高差400m)をAotaさんは
休むことなくガシガシと登っていきます。
夏以降の単独行が着実に体力に現れている...。
やはり山の体力は山で強化されるというアミーゴさんの話は
ホントでしょう
頂上が望めるはずの肩に到着(けど、視界は・・・)
結局このガスは頂上まで抜けることなく、
晴れていれば、それは美しいだろうと想像できるお花畑の紅葉
は肉眼ではその赤と黄色を楽しむことができます。
写真でそれをお伝えできないのが残念です
~
■11:05 頂上
Aotaさんには初めての十勝連峰で、晴れていれば望めるはず
の、バックの景色がグレー一色で申し訳ない。
Toshiの“晴れ男”の名も返上
ここは心眼でお願いします
食事後、小雨に加え“あられ”が落ちてきました。
山頂付近の一部には、“旭岳冠雪”の知らせと同日に降った初雪
が融けずに少し残っていたり、、
山の季節は駈け足で進んでいます。
~
■11:50 下山
原始が原側を歩かないと出逢えないお花畑の紅葉
・・・なんですが、やはり陽が射さないとねぇ~
と、
下山途中、
いつものことですが、
下りになって雲はどこかに行ってくれるんですよね。
予報もそうだから仕方がありませんが
西の「前富良野岳」、南の「トウヤウスベ山、大麓山」は綺麗に
望めるようになってきました。
おぉ~
ここにきてブログネタ発見
Aotaさんの横に雌鹿が表れました。
って、
拡大したらオスでした~
(角が生え変わりのため取れて無くなっています)
しかし、この鹿、我々が下り去るまで固まって、この場を動き
ませんでした。
何か僕らの方が鹿に観察されていたような・・・
頂上では残念なが曇って何も望めませんでしたが、
この季節の原始の森を十分に堪能できました。
大雪、旭岳の紅葉は10年に1度の美しさだとか・・・
■14:40 登山口
結局この日は、同ルートの登山者ゼロ
やっぱり山はひっそりとしていた方がイイ
ごきげんよう
【備忘録】
・滝コースは、いまだ進入禁止のままです。
・行きは三笠、桂沢湖経由[広島IC⇒三笠IC]、帰りは占冠経由
[占冠IC⇒北広島IC]で帰ってきたが、 麓郷からだとどちらも
時間にそれほどの差なし(と思われる)。
※実際には、千歳東ICから北広島IC間事故のため不通
・占冠「湯ノ沢温泉」は、日帰り入浴なんと440円でシャンプー、石鹸
付きとお奨めです。
原始ヶ原からは、なかなか晴天に恵まれないなあ。
札幌の空のもとでは、Hiromiと「Toshiの晴れ男は完全復活だなあ」と話していたんだがな。
そうなんです!
天気だけのことを考えると今日、日曜日に山行を組むのが正解でしたね。
それでも富良野岳の全景が姿を表してくれただけでもラッキーでした。
23日ははずせませんね!
下山してからのお二人は雑誌のモデルのようですね~。10年に一度の美しい紅葉の山をバックに、素敵な山男だぁ
なんだかこっぱずかしいですねぇ~
雑誌のモデルなんてー言われたら、Aotaさんはともかくも、Toshiとしては
すっかり“おだち”ます。
いったいどんなポーズが残されているだろうね?
なやましい...