5月も中旬に差し掛かりましたが、今週も札幌からそう遠くない
山々を巡りに「余市岳(1,488m)」に登ってきました
雄大な余市岳を見上げる原始の森
今週も分けあって札幌近郊の山です
札幌近郊といっても余市岳はその最高峰で、二番目に高い無意根山
を24m上回って1,488mもありますから、
残雪もご覧のようにまだまだこの通り...いっぱい・です
■5:45 余市岳定山渓川登山口
日の長くなった5月と言えども、この時刻ですから先客の車は
1台です。
それも登山ではなく“山菜採り”でしょう
さすがにこの時期ともなると山スキーを担いで登る人もそう多くなく、
ツボ足で21km程の道のりを歩く登山客はごくごく少ないですね。
6:00 林道は、ほぼほぼ雪はなし
白井川の途中、右股川と左股川の分岐地点からしばらくは、
左股川の右岸の絶壁を見下ろしながら...
なかなか立派な滝などもあって、マイナスイオンいっぱいのこの
ルートの味わい深いところを歩きます。
当然ながら、雪解け水が夏の×3倍の水量で流れていますから、
辺りは川のせせらぎ・・というよりも、ゴォ~という豪快な音
で“落ちると危険”な時期であります。
6:20 春らしい林道の風景 ふきのとう♪~なんてグループがあった
林道の終点あたりから、雪が覆いはじめ...
イメージ通りのツボ足歩行、風もなく快適です
歩き始めから6kmを過ぎたあたりにある尾根の突端を超えると、
この時期だけの景色の余市岳が姿を現してくれます。
そうです、夏道ではこの辺りの樹林帯から余市岳は望めません。
そこが余市岳に限らず残雪期登山の良いところでしょう
そして、
ここまで近づくともう余市岳の全容が明らかになって、
けっこうな時間歩いていることも忘れ、
ハァーハァー言いながら
8:40 この辺りで標高1,100m...ということは、まだ400m近くある
谷形の斜度の一番緩いところを登っていくわけで、
とてもじゃないけど頂上を真正面に向かうことは無理
それで...、ようやっと登ってきた定山渓側を見返すと、
かなり雲が多く、無意根山の頂上は昼にかけて姿を現すこと
なく、雲が切れているのはこの周辺から日本海側にかけてだと
いうことが分かります。
見事な積丹半島の連なる山々
だんだんとこの余市岳にも東側から吹き上げられてくる風と
一緒に雲が押し寄せてきたような、
あっという間に雲の下に隠れたキロロスキー場
しかし、
日頃の行いでしょうねぇ~
頂上に着くころには一瞬覆いつくされたガスも抜けて、
着きました着きました
そして、
望めましたよ羊蹄山
■
9:45 頂上 ごくろうさまでした
羊蹄山の手前の山並みがこれまた美しいぃぃ~
これでもか独立峰“羊蹄山”
これでもか積丹半島⇒手前は阿女鱒岳(あめますだけ)
今週もとりあえず山に向かうことができました。
余市岳の頂上は標高の割に高度感がそれほどでもなく、
どちらかというと四方から“眺めて良い山”かもしれません。
近づくにつれその大きさを感じ、
登って下るとき、その名残惜しさを感じる。
~
■10:20 下山
下山時は、急な南東斜面をザックザックとかかとで蹴り込みながら
下れます(アイゼンは着用)。
なので、
登りのヒィーヒィーは、ヒャーヒャーに変わる
標高1,089mにあるアクセントの沼(夏道は左を巻きます)
相変わらず雲の多い定山渓側の山を眺めながら、
毎年でもやって来たい
札幌から5月を過ぎても望める白い頂の山“余市岳”
■12:20 登山口
来週は久しぶりに“爽やか登山の会”の皆さんと登りまっす
お楽しみに
かっこよかばい“羊蹄山”
白い帽子のよぉ似合うとらす。
連なる山並みも、まこてよか。
なんか「ぎしし、ぎしし・・」て
音の聞こえてくるごたる。
トシクンの笑顔が
キラキラして、これまたよござっしょい「
また来週もよろしゅうに〜♪
ありがとうございます。
北海道ではまだ雪の残る景色を楽しんでおります。
一年のうち雪が全くない山の風景をお届けする方がむしろ少ないぐらい
ですね。
ヘッダーもそろそろ夏山仕様!とも思いながら、白い景色があるうちは
何とも変える気になりません。
暑くもなく、寒くもなく、虫も居ないこの時期が一番快適に山登りさせて
もらっていま~す♪