“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

20/09/21『白馬岳~栂池』

2020-09-21 | 7本州の山

白馬岳周辺の山旅最終日は、白馬山頂上宿舎から白馬岳~栂池までの行程です

 

見納めの白馬

 

今朝は、昨朝以上に気温が下がった模様です。

予報では今日最終日が一番晴れる確率が高かったのに、残念ながら朝はガスに包まれているテン場周辺です。

 

■5:10 頂上宿舎テン場

 

テント撤収を済ませて、白馬岳頂上でご来光(日の出時間5:36)など見られるものなら見たいと

約35分の山頂までの行程を逆算してテン場を出発しました。

 

ヘッドランプを必要としない時間になっても

白馬山荘にはまだ灯が灯っています。

 

山小屋の朝は早く、もう既に思い思いに縦走開始している登山客は多いでしょう。

 

5:40 白馬岳

 

辺りがガスっているせいか頂上の御来光ギャラリーは少ない感じで、

結局、

15分程度待ってもガスが抜けないので、冷えてきたせいもあって下山です。

 

下山開始後、どれぐらいしたら晴れ間が見えるのか?

今日は、午前中の何処かで白馬岳の姿を拝んでから帰れることは確信しているけれど・・

果たして何時に望めるか?

 

まだ

 

山は、一瞬一瞬、陽光やガスの影響で山肌の輝きが変わるので、ときより振り向きながらの下山行程です

 

もう少し

 

あと少し

 

■6:45 小蓮華岳

 

来ました

 

やはり雲海

 

大池を前に青空が増してきて

 

8:10 白馬大池山荘(2,378m)

 

初日に書き込んだように、通り過ぎる時間で刻々と池の青さも変わる白馬大池の景色だけは目に焼き付けて、

この池の周辺にまだ雪の残る時期に咲くお花畑を想像して帰ります

 

大雪山でもこの規模の花の群落が登山道周辺にはないかもしれません。

もう綿毛になったチングルマがすべて白一色に咲いたらどうなることかを想像すると、

その時期に来たくなります。

 

緩やかな乗鞍岳を過ぎると、

 

ここも雲海です

 

天狗原が雲の合間から望めて美しい

 

今日は早くから晴れ予報になっていたせいか、乗鞍岳を過ぎてから栂池ヒュッテまでの

登山道にはかなりの登り客と行きかいました。

 

密ではないけれど、ほぼ渋滞といってよいでしょう。

 

9:40 天狗原(2,204m)

 

すっかり笹原が懐かしい登山口に到着

 

10:35 栂池ヒュッテ

 

ロープウェイは我々下山者は空き空きで、登ってくる客(登山客もさることながら公園散策客)はGoto渋滞です。

 

初日と同じように、

ロープウェイとゴンドラを乗り継いで、栂池スキー場の始発まで下りてきました。

 

栂池は、

駐車場がどこも一杯、食事と温泉をここで済ませようと案内所の女性から情報をとったりしたけれど、

帰路、白馬までの丁度良いバスの時間がないため、東京から来ていた若い男女お二人とタクシー相乗りで

早めに白馬駅までやってきました。

白馬の温泉は、みみずく、露天もあってGood

さらに地元の案内所お奨めの食堂でもお腹いっぱい

 

初日予定していた大雪渓ルートこそ見ることが出来なかったけれど、それ以外の行程は大満足の白馬ツアーでした。

 

コロナ禍がなければ予約できたはずの山小屋やテン場が取れず、Akkiさんには最後まで白馬三山全行程を回れる、

そして余すところなく見て歩けるルートを当初組んでいただきましたが叶いませんでした。

また来年以降もあります。

ここまでの3日間、今年の北アルプス報告はこれで、おしまい

この後は松本まで移動して、これも恒例となっているoshimaさんとの松本報告を少し..  


 

松本城は3度目だけど夜のライトアップ姿は初めてです

 

oshimaさんに案内いただいたお店の看板料理はこの雑キノコ鍋

 

入っているキノコの種類は覚えきれません

 

答えは、「すべて食べられて(毒ではない)、美味しい

 

胃腸が少し弱っていなければ、もっと沢山おかわりしたかった絶品の鍋でした

松本良いとこ一度はおいでぇ~

 

 


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 20/09/20『杓子岳~鑓ヶ岳』 | トップ | 20/09/26『神居尻山』 »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いやぁ、良かったですね! (Tak)
2020-10-04 22:20:59
Toshiさん、ついでにAkkiiさんにも、ほんと良い山行になっておめでとうございます。雪渓の崩落(消滅?)は良いハプニングだったのでは?又、次回、帰らずの嶮縦走も入れて再チャレンジしてください。この時期良い天候に恵まれ、コロナのせいか、テン場も空いていた様で良かったです。しかし、このコロナ禍、山小屋はどんな感じだったのでしょうか?このタイミングはいつもならぎゅうぎゅう詰めのクラスター必至と思いますが、人数制限などしていたのでしょうか?山小屋の使命とは離れてしまいますが。来年はぜひご一緒させて頂きたいものです。
返信する
Unknown (山小屋は..、)
2020-10-05 21:05:44
Takさん

お疲れ様です!
北アルプスをはじめ日本アルプス山域の山小屋はどこも人数制限で“先着順”または“くじ引き”
だったようなので、当たるのは至難の業だったと思います。
Akkiさんさんが申し込んでいただいたときにはすでに一杯で、テン場を確保するのが
やっとといったところでした。
ともあれ、結果的には無理がなく「密」にもならない良い山行となりました。
来年は是非アフターコロナ仕様のアルプスを一緒に楽しみましょう
返信する

コメントを投稿

7本州の山」カテゴリの最新記事