“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

16/07/03『ニセイカウシュッペ山』

2016-07-03 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

昨日に続いて、7月最初の日曜日は

北大雪の山「ニセイカウシュッペ山(1,878m)」でっす

 

 

ガスってるけど、雨にはあたらず...

 

 愛山渓温泉ヒュッテは、基本、山小屋なので消灯は9時

その9時までに2回温泉に浸かり

久し振りに酌み交わしたビールを美味しくいただいて、

降り続く雨が止んでくれるのを期待していましたが、

就寝時間までの間、前線がもたらす雨はやむことがありませんでした

 

一夜明けて外を覗くも、やはり少しの雨が間断なく降り続いていたので、

大雪山系比布岳(2,197m)を諦めて、

多少標高の低い北大雪の山「ニセイカウシュッペ山」を目指すことに変更

しました。

難易度がそう高くなく、hashimuが是非登りたい山だとも言うもので...

 

~ 

 

ということで、

ニセイカウシュッペ山の登山口に向かう林道入り口のゲート前までやって

来ました。

 

実は、ゲートの鍵の番号をうる覚えでした。(いや、確信に近いうる覚え?)

ここで開かなければ誰かを頼るつもりでいて、

スマホの電波を確認すると...立っていない

 

hashimuがとっても回しづらいというダイヤルキーをいじくっていてよく

見ると、幸いこの時間、だれが開けたのか?鍵は開いたままになっていました。

こりゃあラッキー、まずは入れましたぁ~ということで、番号が合っていようが

間違っていようが、その時はさほど関心が薄れておりました。

 

と、車に乗り込んだところに後ろから車両1台が近づいてきて停まりました。

その車は本州からの登山客さんで、ゲート番号がわからないのでと、この日の

登山者を待っていたところに我々がやってきたので後を付いてきたということ

らしいです

 

2台の車は鍵の番号を確認しないまま、長い林道をほぼ連なって走り、登山口

までたどり着きました。

 

はぁ~愛山渓温泉から国道までの林道19kmも長かったけど、

ニセイカウシュッペ山までの林道14kmどちらも長いわぁ~

とりわけこっちは砂利道ですから、車高の低いToshi車ではしんどいです。

 

■9:05 登山口

 

ご覧のようにあたりは雨まで降らないもののガスの中

登り下りのどこかで雨に降られるぐらいだったら最初からカッパ着用と決めて

登り始めました。

 

 

おっ、

この日もhashimuは快調

 

前日の疲れもみせず登って行きます。

 

快調も快調、この日はザックカバーがないのでToshiのザックに必要なもの

だけを一緒に入れ込んで、本人空荷の大名登山になってますから、足が軽いの

も当然ですね

 

見晴らし台も“見晴らしだい無し

  

花もまだ少ないので、写真でお見せするほどでもなく・・・

 

でも、登りの道中は風もそう強くない...、結局、雨も降らなかったので、

“大荒れ”となってもおかしくない予報は、とりあえず回避できて良かった

良かった

 

ところどころまだ雪渓が残るあたりが北大雪の山

 

なんとか一瞬だけでもガスが上がれぇぇ~という願い空しく...

 

■10:55 頂上

 

可動式の頂上標柱を風下に移して記念写真

自称“晴れ男”のToshiをもってしても、この天気以上には良くしてあげられ

ませんぞぉhashimu殿

 

■11:00 下山

 

頂上に立って、少し風も強いので即下山します。

 

下りでもガスが消えることなく、

表大雪の絶景はまたの機会に...とこころに決め、

概ね4時間の山行を終えました


おどけて見せても何も出ませ

 

今日の登り降りをみる限り、hashimuの体力は合格点です

来年はトムラウシかオプタテか? 

わかりませんが、もう十分に大雪山系を1人で登れるでしょう

 

余裕の笑みがちょっと不気味です

■12:40 登山口

 

 

はいっ、

今日は早めの下山でhashimuを比布駅まで送って行くというスケジュール

でしたが、ここで少しのアクシデントです

 

登りは空いていたゲートの鍵が、この時刻になって閉まっておりました

この画像は登りのときのもの

 

頭に入れていた番号をいくつか回してみてもダメ×

開きません

 

ここでもゲート前に1台の車が入林しようと待機していました。

聞くと本州から態々“ハエ”の観察で訪れている研究者の方で、番号をしって

いる人が通ったら一緒にゲート内に入ろうとしていたらしいです。

 

電波の通じないここでゲートの前後でしばらく時間を費やしましたが、

うる覚えの番号をいろいろ試してみてもすべてアウト×、

そして、登山口から戻ってくる人もなかなかここまで降りてきやしない・・・

 

最後は、ハエ研究者の方のレンタカーにToshiが乗って、国道に近い

林道入り口付近まで戻って、Amigoさんに電話して番号の確認をしたので

あります

 

概ね40分のロスで、下山後の温泉はとりやめ。

hashimuを直接比布駅まで送っていくこととしました。

 

ここまで長い珍道中のお話しにお付き合いいただきありがとうございます。

お付き合いついでに、

この後の紆余曲折のお話しにもお付き合いください

 


↓↓↓

その後、二日間で汚れた2人分の登山靴やカッパを洗い流すため

適当な川を探しているうちに思いの外時間が過ぎていました。

 

そうして走っていると、最後に送り届けるはずの比布駅よりも今日の

hashimuの宿泊地剣淵により近い蘭留(らんる)というJR駅がカーナビに

表れました。

おっ、これは良い、旭川発士別方面行きの列車の2駅分を後の時間に

ズラせるなぁ~♪

ところが、ロス分を取り戻せたことに安堵して二人で蘭留駅で荷物を下ろし

ゴミの片付けなどをしていたら・・・

 

駅舎の入り口で時刻表を探していたhashimuが

「ん?蘭留駅に列車止まらないかも」

などと言い出しました。

 

その時点で列車の到着時刻までもう僅かの時間しかありません。

因みにToshiとしてもこの日の晩は旭川で予定があり、剣淵までhashimu

を送って行く時間がありません。

これは何としても一日に何本も走っていない列車に送り届けないと・・・

・・・

結果的に蘭留駅から比布駅まで何とかぎりぎり間に合うように移動できた

ものの、何とも慌ただしい一日でした。

これにて本州からの客人hashimu夏休みの一幕を終わりにします

 

あ~疲れましたぞぉ~hashimu殿ぉ~ 

 

 

 

 


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4 コメント

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祝! 珍道中 (Amigo)
2016-07-06 20:21:14
Toshiが道北の山から始めると、必ず珍道中の始まりだな。
以前にも『ピッシリ山』を目指して、随分走り回ったっけなあ・・・

Kengiの腹はなんじゃい!?
山登りをするなら、もっと絞って来いやあ。
ただでも辛い膝には負担が大きすぎる。
返信する
>祝! 珍道中 (Toshi)
2016-07-06 20:40:16
Amigoさん


今回は珍道中の報告がずいぶんと遅くなりました。
月曜日も終日旭川で過ごして戻って以降、夜も飲み会などでなかなか
上げられません。

ときに、Kengi氏のお腹周りは、実は去年よりは凹んでいます
日ごろ肉体労働も多くなってきて、筋力、体力はあきらかに向上しています。

ま、見た目がスリムになるまでにはもう少し運動が必要ですが、
かなり登れるようになったことは確かです。

愛山渓温泉では何故か以前からビックリ珍道中が起こりますね



返信する
あ~おもしろかった (ホルスタイン子)
2016-07-06 20:54:28
終わりよければ全てよーし。
お友達わずか1日でたくましく進化してますね
返信する
>あ~おもしろかった (Toshi)
2016-07-06 21:42:44
ホルスタイン子さん

笑って観ていただけたら幸いで~す♪

30度を超える気温の本州から、この快適な北海道、わけても北大雪の山の
頂上付近は15度を下回る気温ですから別世界ですよね。

それがよくて毎年やってくるのだと思います。

今度は十勝の方にも向いていきますね!


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